REDWING COLUMN NO.109 年末恒例レッドウィングコレクション棚の掃除2023
これをしておかないと年を越せないということで、色々とバタバタする前に済ませておいた。
それぞれを馬毛ブラシで埃落としのブラッシングをしつつ、別の部屋に移してから棚の乾拭き。
この量をこなすと約一時間ほど掛かり、エアコンを点けなくても汗だくになってしまう。
もう見慣れてしまったけど、5年ほど前にホームセンターの安い材料で自作したコレクション棚。
昼からビールを飲みながら、ブーツを並べて楽しんだことはとても記憶に残っている。
そして今回は色や形などの見た目ではなくて、〇〇しか集めないをテーマにしてみた。
超難問というか、敢えて誰も分からない様なこだわりのアイテムのみを選んでいる。
今年このコレクション棚に一番興味を持っていたのは、ガスの設備点検の若いお兄さん。
エンジニアの甲や足首のフィット感が悪く、ストレッチャーを使うか悩んでいるとのことで
自分の集めている年代のレザーの厚みや半円犬タグなど、90年代の感じを堪能している様子だった。
普通に置いたら32足がぴったりではあるけど、レッドウィングだけでも置き切れていない。
棚の間隔を狭めてもう一段増やそうかと思いつつも、そのまま放置して何年経つだろうか。
一番左のロガーは〇〇じゃない可能性もあるけど、左下の三足はおそらくそうだろうと思われる。
ラフアウトのエンジニアの右側PT91は〇〇で、その隣のPT83は〇〇の可能性が高い。
一応は最初のヒントにはなるけど、これだけで当てられる方はまずいないと思う。
今年のお遊び陳列のレッドウィングコレクション棚から外れたのはこの12足。
〇〇ではないというのもあるけれど、厳密に分けるとすれば、これらも四つに分けられる。
90年代半ばから後半辺りは左側が〇〇で、その時期の右側は主に〇〇ではないのではと思われ
必ずしもそうであるとは言い切れないけれど、検索してみるとこのパターンが見受けられる。
左が〇〇で右がそうではない個体になり、黒の8165や8179もこうなる場合がある。
もちろんタグの違いやソールカスタムなどの理由などではなくて、正解は次の画像で。
2023年はP1=第一工場製しか集めないという、超マニアックなテーマにしてみた。
このP1はレッドウィング社設立の1905年に建設が開始し、生産が始まったのは1908年と言われ
2003年頃までの90年以上稼働していた、数ある生産拠点の中でも最も歴史のある工場。
現在日本に流通されるモデルの多くは、P1から5㎞ほどのP2=第二工場がメインになっている。
ここでは詳しいことは割愛するけど、P1とP8は刻印のパターンが違っているので見にくかったり
履きこんだことで消えてしまっても、どこで生産されたかは判別が可能になっている。
生産工場のP〇は1994年途中から始まり、それ以前は一部のモデルを除き工場番号は不明だけど
右下のPT83の8268は左下の刻印パターンと同じことから、P1で生産されたと考えている。
ちなみにP8=第八工場は日本モデルなどの需要増加に対応していたと勝手に予測している。
昨年から既に2023年の締めは、伝統のP1しか集めないクセの強い男をテーマにしようと決めていて
そういう方は先ずいないと思うけど、今後P1に新たな価値を見出すことはあるのかもしれない。
それと年内の投稿はこれで終了予定となっております。当ブログを来年も宜しくお願いします。