赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

REDWING COLUMN NO.111 レッドウィング8111 メンテナンス編

REDWING COLUMN NO.111 レッドウィング8111 メンテナンス編

ここ最近はフック交換など何かと出番の多い、旧8111コルクソール仕様のアイアンレンジャー。

今シーズンはこのまま履くつもりだったけど、随分前に購入していたレッドウィング純正の

メンテナンスアイテムがあるのを思い出して、折角なら使いがてら記事にしてみることにした。

 

今回の8111アンバーハーネスや、90年代のオロイジナルなどの部類はプルアップレザーとも呼ばれ

レザー表面のオイル量が多く作られていて、内側から指で押したりするとオイルが繊維内を移動し

その部分の色が一時的に薄くなり、小傷は指で擦るだけである程度馴染ませられるのが特徴。

 

このタイプのレザーは埃や汚れが定着しやすく、日本の気候では放置するとカビのリスクが高い。

表面をナチュラルに仕上げている為、手を加えると黒ずみがちなので自分はその色の変化が少ない

レクソルのコンディショナーなどのさらっとしたオイルを選んで使う様にしている。

レクソルのケアキットも残り僅かになったので、再リピートか別のメーカーにするか考え中。

 

用意したのは今回のメインアイテムのレッドウィング純正レザークリームに馬毛ブラシ。

モゥブレイのステインクレンジングウォーター、モールドクリーナー、クリームエッセンシャルに

それらを塗布する布切れをいくつかと、自分は普段あまり使わないシューキーパー。

 

先ずは紐を外してシューキーパーを入れ、普段隠れた部分まで入念なブラッシングから開始し

ハトメに発生する緑青は、裏側の菊割に僅かという感じだったので今回はスルーした。

フック裏の菊割が当たっていた跡が実に痛々しく、交換がもう少し遅かったら穴が開いていたかも。

ちなみに質感をそのままにしたかったので、サービスのオイルアップはしないで返却して貰っていた。

 

表面の汚れ落としにはレザーと肌にも優しい、ステインクレンジングウォーターを布に取って使う。

布を見るとかなり汚れていそうだけど、ほとんどはウェルトのステッチかコバの染料の色。

ステインクレンジングウォーターは、オリーブオイルやホホバオイルなどの天然素材から出来ていて

汚れを落としつつも軽い保湿効果があるので、簡易的な丸洗いの洗剤として使うのも良いかもしれない。

 

続いてはカビ予防のモールドクリーナーを同じく布に取って、主に本体とウェルトの隙間を拭く。

まだ色が浮きがちだったので、その拭き取りも兼ねて周囲をぐるりと数回行った。

 

レザークリームを塗る前に布の繊維を落としておこうと、表面をブラッシングで整えたら

ステインクレンジングウォーターの成分だけで、既に潤っている様な感触すらあった。

ミンクオイルなどを入れ過ぎてしまったという時は、これだけで充分かもしれない。

 

レッドウィングの純正レザークリームは、ニーツフットオイル(ニートフットとも言う)のブレンド

元々は食肉牛の加工時の副産物とされ、レザーケアアイテムとしては古くからあるそうだ。

それに何と言っても、塗布後のレザーの色の変化が少ないのが一番の特徴となっている。

 

レザークリームはモゥブレイのデリケートクリームと、一般的な乳化性クリームの中間ぐらいの硬さで

体温ですぐに溶けて伸ばしやすく、成分の粒子が細かいそうで、塗った瞬間から浸透している印象。

塗りたてを嗅ぐとボンドの様な少し酸っぱい臭いがするけど、すぐに消えてほぼ無臭というところ。

 

アッパー部分はもちろんのこと、履き口やウェルトのコバなどもしっかりとクリームを塗り込み

特にフック裏の菊割で傷ついた箇所は多めにしておき、仕上げのブラッシングで馴染ませる。

 

左が汚れ落とし後のほぼすっぴん状態と、右がレザークリームを塗って仕上げた方。

潤った分だけ僅かに濃くはなっているけど、ミンクオイルなどと比べて変化は少ないと思う。

 

もう少しアップで見比べると、もしかしたら使ったブラシのせいもあるかもしれないけど

レザー表面が整ってナチュラルな光沢が生まれ、割と上品に仕上がったというところ。

そして手触りはレザークリームを塗る前よりも、断然もちっとした感じが強まっている。

 

表面が終わったらインソールの方も手を加え、汚れ落とし、カビ予防、保湿の順番で行い

もちろんそれぞれ別の布を使って、クリームエッセンシャルを塗ったら乾拭きをして仕上げる。

シーズン前や長期放置後などは、インソールを直接手で触って状態を確認しておきたい。

 

反対側も済ませて紐をびしっと通し、今回の8111アイアンレンジャーのメンテナンス終了。

作業工程としてはそれなりにあるけど、オイルの浸透待ちとかの放置時間が無いから実質15分ぐらい。

このトゥの丸くぷりっとした見た目に相性の良い、光沢感ある風合いに仕上がった。

 

メンテナンスが終わったらちょうど雨も上がり、自然光で締めの画像を撮影。

日差しが横から当たると陰影で劇画タッチというか、雰囲気が出るのが気に入っていて

レザーの質感にワイルドさが増したり、また違った表情を見せてくれるのが面白い。