お気に入りの武居商店たれシリーズ第八弾は、以前にも記事にしたことのあるオイルソースと
市販のトマトケチャップをブレンドしたソースを使い、万人受けするメニューを作ってみた。
オイルソースは本格的なアヒージョが簡単に作れてしまう、早い話がイタリアン風ガーリックオイルで
それにケチャップを加えると、市販のピザソースの様になることに割と最近になって気付いた。
そのソースを使うと自分でも驚きのクオリティーに仕上がるので、料理をするのが益々楽しくなっている。
自分の通う直売所は洪福寺松原商店街にあり、最寄りとなる相鉄線天王町駅北口から徒歩5分ほど。
松原商店街でフジテレビ系土曜お昼「タカトシ温水の路線バスで!」という番組の撮影があり
お店の方の話を聞いた限りでは、武居商店の商品がしっかりめに使われるかもしれない。
タカトシのお二方もオイルソースを気に入って購入されたらしく、記念撮影も快く受けてくれたそうだ。
松原商店街の回は12月2日放送予定で、武居商店から視聴者プレゼントも用意したとのこと。
オイルソースの成分を見れば、もう何となくそういう味わいのソースになるのが想像出来ると思うけど
トマトケチャップをベースにしてオイルソースを加え、しっかりと混ぜてトマトオイルソースを作るだけ。
自分はケチャップをやや多めの3対2や、4対3になる様な割合でブレンドしてはいるけど
仕上がりの色味が決め手となりそうなので、割合に関しては深く考えなくても良さそうに思う。
但し多くの塩分量が含まれている為、塩を使った味の調え方は特に気を付けたいところ。
これをフライドポテトやチキンナゲットのディップソースとして使うのも良い感じ。
オイルソース×トマトケチャップ目次
・ナポリタン
それでは王道のナポリタンを作ってみようということで、用意したのはこれらの食材たち。
ブレンドソースの割合は一人前だと、大体ケチャップ大さじ4にオイルソース大さじ3程度。
ピーマン1個、玉ネギ1/4個、ベーコン2切れ、小さいソーセージ2本、黒コショウ、パルメザンチーズ。
ちなみにこの時はパスタは1.5束で作ったので、ソースは同割合で少し増やしている。
先ずは具材をオイルソース大さじ1で炒め始めるけど、もうこの時点でメニューとして成立するほどで
複雑な調味料を揃えなくても味が決まってしまうのが、オイルソースを使っていて感動するところ。
具材に程良く火が通ったら、ここでブレンドソースを加えて味を馴染ませながら酸味を飛ばして
茹で上がったパスタを投入し、しっかりソースを絡ませて黒コショウで整えたら完成。
オイルソースを使った昔ながらのナポリタン、たぶん一人前のコストを見積もったら200円弱。
パスタに色がしっかりと付きつつも、ソースのべちゃっとした感じ控え目なのが狙った通りで
甘みをメインに酸味や塩気を抑えた、バランス感の良い味付けは自分でも納得の仕上がり。
オイルソースを活かした料理となると、それ自体とガーリックの風味が主体になりがちだけど
ケチャップを引き立てる隠し味になっていて、使い慣れている方でも気付かないかもしれない。
ソーセージをもっと薄くするか、少なくした方が見た目はそれっぽい雰囲気になるのかもしれないけど
この食べ応えのあるボリューム感に、塩味を補うという意味でも少し多めに入れておきたい。
パルメザンチーズは香りが立つ様に、ナポリタンを温め直してから加えるのが自宅ならではの楽しみ方。
・ピザトースト
次のピザトーストにはブレンドソースに一手間加えて使ってみることにした。
トースト2枚分でケチャップ大さじ1.5にオイルソース1、仕上げ用に塩コショウも用意。
具材には玉ねぎ1/4、ピーマン1個、ベーコン2切れ、ソーセージ2本、とろけるチーズ。
玉ねぎ1/4の半分は具材として使い、もう半分はみじん切りにしてソース用に下処理をしておく。
ブレンドソースに予め電子レンジで加熱した玉ねぎを入れ、塩コショウで整えてピザソースを作る。
玉ねぎの甘さがケチャップの酸味を中和していて、これでトーストしても充分美味しく食べられる。
後は具材とチーズを盛り付けてオーブンで加熱すれば、ピザトーストの出来上がり。
このピザソースを事前に作っておけば、調理時間もあまり掛からないのが嬉しいところ。
玉ねぎの旨味と甘みが美味しい、小さなお子さんにも喜んで貰えそうなピザトーストに仕上がった。
ナポリタンで既に分かっているけど、オイルソースのパンチのある感じは際立つことなく
隠し味や風味としてしっかりと馴染んでいるので、ブレンドしたことの良さが上手く出ている。
チーズを焦がそうとするとパンが焦げ焦げになってしまうので、加熱時間は地味に難しい。
画像では少し分かりずらいけど、トッピングはベーコンとソーセージを別々にしてみた。
ナポリタンとは違って、具材をざっくりと大きめに切った方がパンとの相性が良い気がする。
・オムライス
続いてのブレンドソースを使ったオムライス作りに用意したのはこれらの食材。
ケチャップライス一人前に対して、ケチャップ大さじ3にオイルソース大さじ2ほどの割合で
この時は2人前作ったのでソースはその倍で作り、仕上げ用に少し追加している。
具材の玉ネギ1/2個、ピーマン2個、ベーコン100gを粗みじん切りし、卵は2個使った。
他のメニューと食材を揃えているけど、鶏もも肉にしてチキンライスにしてもバッチリだった。
最初にフライパンで具材をオイルソース大さじ1で炒め、程良くなったらブレンドソースを加え
ケチャップの酸味を飛ばし、そこにご飯を追加してしっかりと馴染ませ、最後に黒コショウで整える。
ナポリタン作りでもそうだけど、ソースを具材に絡めてから主食となる食材を入れるのがポイントらしい。
卵で綺麗に包む自信がないので、油を引いたフライパンで火が通り過ぎない程度に加熱して乗せるだけ。
ソースのしっとり感はあるけど、べちゃべちゃではない程良い感じのケチャップライスが出来た。
オイルソースのガーリック風味は強くないので、これをお弁当に入れても問題ないと思う。
オムライス用にだと、ブレンドしたソースで結構塩分があるから甘めの感じで仕上げたけど
もしもケチャップライス単品で食べるとしたら、少し塩を利かせた方が良いかもしれない。
先に作っておいたケチャップライスに加熱した卵と、ブレンドソースを掛ければオムライスの完成。
オムライスを画像検索すると、ケチャップが手前に垂れるのが多かったのでそれっぽくしてみた。
一人前のコストは具材の肉次第だと思うけど、これで300円は掛かっていないぐらい。
ブレンドソースはケチャップのみよりも、当然オイリーで旨味があって卵の素朴さと相性抜群。
しかもオイルソースに含まれている、様々な美味しい成分が少し見えるのも良い。
オムライスの見た目は卵次第って感じもするけど、ブレンドソースでバッチリと味の決まった
このケチャップライスが作れてしまえば、卵をどう調理したって良い様にも思えて来る。
・トルコライス
最後におまけで残しておいたケチャップライスを使って、関東風トルコライスにしてみた。
関東風のトルコライスは長崎発祥の物とは違い、チキンライスまたはケチャップライスにとんかつが乗る。
とんかつに掛けるソースには、ケチャップ大さじ1にオイルソース大さじ3/4をブレンドし
更にフルーティーさのあるウスターソースの様な、まるきの焼きそばソース大さじ1を加えた。
それぞれを温めてケチャップライスにとんかつを乗せれば、なんちゃってトルコライスの完成。
とんかつとまるきブレンドソースは、酸味のあるジューシーなハンバーグソースという感じ。
しかし期間を空けずにトルコライスを食べたところで、美味しくても有難みを感じないというか
たまにお店で食べるのが良いのであって、自宅で食べるなら別々かなと思ったりする。
このソースの組み合わせを覚えてしまったから、わざわざ専用のソースは買わなくなるだろうし
シンプルなナポリタンとオムライスなんかは、当分はお店で食べたいリストからは外れてしまいそう。
決して大げさではなくて、純喫茶的なお店で提供されていても問題のないクオリティーだと思っていて
もしもこれをもっと昔に知っていたとしたら、今頃は喫茶店のマスターの道も少しはあったのかも。
オイルソース×トマトケチャップを使ったメニューは、まだまだ思い付くけど今回はこの辺で。