購入してから着なくなって封印していた服シリーズ、今回は派手な黄色いTシャツにしてみた。
黄色いTシャツは活発な印象を与えたり、販売訴求の為のイベント的な雰囲気があったりして
贔屓にしているチームカラーではないと、普段の着こなしとしては選びずらいのかもしれない。
黄色と言っても区分されていて、左の二つはレモンイエロー、右二つはゴールドイエローとなる。
ボディの強烈な畳みジワからも分かる通りに、長い年月の間ずっと仕舞ったままの物がほとんどで
どれもヴィンテージとしての価値は全くないけれど、それぞれをざっくりと見てみることにした。
先ずはたぶん1996年辺りに購入した、この中では一番入手時期が古いレモンイエローのTシャツから。
黄色ボディに赤いプリントだと中華料理屋っぽいって思うと、もうそれにしか見えなくなってしまう。
「GORGAS STEAM PLANT」とは、アメリカのアラバマ州でかつて稼働していた?蒸気発電所らしい。
1994年とある通りにその年のイベントか、記念として関係者用に作られた物ということになり
その数年後に全く無関係な人間が着ていたってのが、古着の面白いところでもある。
ボディはBESTの物になり、FRUIT OF THE ROOMだったのは全く気付いていなかった。
タグの裏に製造会社の登録番号の「RN 13765」が入っていて、80年代以降の古着で良く見掛ける
SCREEN STARSも同じ番号が入っていることから、同じ会社の製品だったのを初めて知った。
そう言えば、BLUE BLUE×FRUIT OF THE ROOMのポケTを全然着ていないと思ったりもした。
次もレモンイエローの古着のTシャツで、実はラグランスリーブだったというのを忘れていた。
何となく反対活動とか団体の為に作られた物だろうと、購入時から思っていたけど…。
バックプリントの「VIGILANTES=自警団員」「PEOPLE BARRICADE=人々のバリケード」などと
どうやらフィリピンの「エドゥサ革命」という、1986年に行われたクーデターの為の物らしい。
こうやって調べて知識になると同時に、知らなきゃ良かったというような複雑な思いもある。
リブと合わせるバインダーはネック裏のみという、正直言ってかなりチープな作りをしたボディ。
この年代辺りでタグのプリントが全て消えていると、アメリカ古着ではない可能性があるのかも。
続いては色が変わって、赤み掛かったゴールドイエローのカレッジプリントTシャツ。
未使用なのかってぐらい新品に近い状態の物で、購入したのは2000代の前半頃だったと思う。
プリントに「EMORY」と入り、これはアメリカのジョージア州にあるエモリー大学の物になり
Wikipediaによるとエモリー大学は教育の質が高いそうで、南部のアイビーという異名を持つらしい。
プリントの主張は強めであるものの、至ってシンプルなので現在の方が取り入れやすく感じる。
ボディはChampionのメキシコ製となっていて、タグからしても2000年代初めといったところ。
特にChampionを集めていた訳ではないけど、掘り返してみるとこんな感じでちょいちょい出て来る。
今回の中で唯一新品だった、これもまたChampionの日本企画フットボール7分Tシャツ。
本来は無地ボディの製品だったのを、メーカー別注でプリントを入れたとかそんな記憶があって
2000年代半ば辺りに購入したと思うけど、5千円程度の比較的手頃なラインの物だったはず。
ヘビーウェイトの生地を使ったリバースウィーブ仕様で、おそらく現行には無いタイプのモデル。
もちろんお馴染みのCマークは袖口に入り、スウェットやパーカーのようにサイドはリブ使い。
こんな感じに着用と洗濯を繰り替えしたことで、プリントがヴィンテージ風にひび割れて来ていて
リバースウィーブ特有の生地使いの為、やはりひび割れは横方向になるのも良い雰囲気。
今回の中では取り入れやすい部類なので、秋になったらまた着てみたいアイテムの仲間入り。
Championのフットボール7分Tシャツは他にもあって、右三つは同型のプリントと色違い。
一番左は更に古い60年代復刻モデルという仕様の、現在着用するには難があり過ぎるので再封印。
普段目に付かない場所に収納していたから存在を忘れていて、こうやって掘り返すと楽しい。
おまけにEMORYTシャツを中心に黄色縛りでアイテムをチョイスした、お遊びのコーディネート。
ほとんど洗濯しなかった為、黄ばみが見られる501赤耳&黄色っぽいラフアウトのレッドウィング8173。
フェンダージャパンのテレキャスターにBOSSのコンパクトエフェクター、ストラップとピックも黄色。
BOSSのSD-2は二つの音が同時出る隠しモードがある為か、その記事はたまに見られている様子。
デニムに映えるし黄色のTシャツを昔は好んで着ていたけど、30代に入った頃からフェードアウトして
というか色使いもだし、アイテムのチョイスがシンプルかつ無難になり過ぎていると常々思う。
肌も割と焼けて来て似合いそうな色になって来たので、黄色を着用して攻められるかが今年の課題。