DODGER Sportswearの1970年代頃のヴィンテージカレッジTシャツ。
ドジャースポーツウェアは、古着ではどちらかと言えばマイナーな部類だが
1940年スタートのアメリカのスポーツアパレルメーカーとのこと。
主に学校などの団体向けにスポーツ用ボディを作っていて
このTシャツはおそらく50年近く前の体操着的に使われた物のようだ。
いかにもアメリカな感じの黒と黄色の2トーンカラー。
草なぎ君が好きそうな雰囲気が漂っている。
値段は今なら5000円~10000円の間だろうか?
「EASTERN WYOMING COLLEGE」イースタン・ワイオミング大学。
「INTRAMURALS」の意味は壁の内や境界内で、ここでは学内を指し
スポーツ用Tシャツを使用していることから、学校内のスポーツ大会になるようだ。
つまりそのスポーツ大会用に作られた物と言うことになる。
これは槍騎兵らしく、おじさんはとてもシュールな表情をしている。
雰囲気は大きく変わったが、現在も大学のマークとして使われているようで
この黒と黄色の配色もテーマカラーになっているらしい。
昔とは違って、古着も背景などが詳細に分かるような時代になった。
いかにも古そうなタグ、文字はほとんど読めなくなっているが
一番上に微かに青い文字で「DODGER」と書いてある。
その下はSportswearと書いてあったようだ。
「叩きタグ」と言われる、タグが四角く縫われて付けられるのは
古い年代に多く、70年代途中からはあまり見られなくなるタイプ。
なので70年代と推測しているが、もしかしたら60年代後半の可能性もある。
このTシャツは古い年代特有のてろんてろんの柔らかい物になっている。
ウールの代替的な素材の「オーロン」と言うアクリル繊維で出来ていて
伸縮性がある生地なので、かつてはスポーツ用としても使われたそうだ。
ポリエステル混の生地が増えると見掛けなくなって行くようだ。
てろんてろんの古着のTシャツは昔集めていて、今でも手元に残している。
以前書いた物と合わせて、この三つは特にお気に入りの物。
白いTシャツは1985年のLIVEAIDの物で、1996年のフジテレビ系ドラマ
ロングバケーションでキムタクが着ていたTシャツの別バージョン。
そしてローリングストーンズのツアーTシャツ、どれもヴィンテージ感たっぷり。
最後はこのTシャツを中心にしたコーディネート。
何か上に羽織るよりも、タイトな無地の7分袖とレイヤードして着たい。
黒×黄色のデンジャーな配色にはレッドウィングのロガーブーツがぴったり。
ジーンズは多めにロールアップして合わせたい。