赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

デニム用洗剤Ⅱ

ステュディオ・ダ・ルチザン(以下ダルチザン)のジーンズ用洗剤、現在の価格は税込2750円。

ダルチザンは1979年に岡山でスタートした、ジーンズを中心に扱うデニムカジュアルブランド。

この洗濯洗剤は漂白剤や柔軟剤に蛍光増白剤を含まないので、汚れや臭いはしっかり落としつつも

余分な色抜けを抑えられる為、ジーンズやデニムに迫力ある風合いを楽しみたい方におすすめアイテム。

その他にはTシャツやスウェットなどの、色抜け防止目的の洗剤としても使うことが出来る。

www.dartisan.co.jp

以前TCBジーンズを購入したデニミオさんが、ダルチザン取り扱い店としては自宅から一番近いので

注文して取り寄せが出来るのかを聞いてみたところ、旧価格の未使用品があるとのことで購入。

詳しい理由までは分からないけど、現在の取り扱い商品ではないようで取り寄せは不可らしく

自分の住んでいる地域での確実な入手方法は、横浜元町のダルチザン直営店などや通販サイトとなる。

 

左は長いこと使って来た桃太郎ジーンズの洗剤で、投稿時現在の値段は税込み2860円。

後数回ほどで使い終わることになって、リピートか新しく別のメーカーにするか悩んでいたところ

この二つはどうやら似ている物と分かり、今回は使ったことのないダルチザンの洗剤を選んでみた。

 

この洗剤は環境や手肌にも優しいヤシ油から出来ていて、低泡性なのでドラム式洗濯機でも使用可能。

近年の洗濯機でジーンズ一本や少量の衣類を洗濯する時に、必要な水の量は30リットルだそうなので

キャップ一杯30mlを使うと27回分ほどの計算になり、自分は状態と水温を考えて使用量を調整している。

 

「履き込んだジーンズの風合いを残したまま洗える」とは、色のコントラストがあるということ。

デニムのインディゴなどの染料はとても不安定だそうで、市販の洗剤では汚れ以外も落としやすい為

こういう迫力のある表情や風合いを目指す場合には、洗濯洗剤には少しこだわっておきたい。

ちなみに洗濯頻度を抑えて履くとデニムの色素が黒ずむことで、画像のようなヴィンテージ風になり

更に乾燥機を使わずに乾かした方が、より色落ちを抑えられコントラストが生まれやすい。

 

普段使っている洗濯洗剤よりもさらっとしていて、匂いはほとんどなく黄色み掛かっている。

一般的な洗濯洗剤の消費期限は3年程度と言われるらしく、おそらく香りの成分の劣化が顕著とされ

これは無香性の洗剤の為、劣化する要素は香り付きよりも少ないのではないかと個人的に思っていて

5年や10年なんて全然大丈夫っていう方もいるし、そこまで厳密に考えなくてもよさそう。

香りは好みの部分が大きいし、ある意味誤魔化しが効かないので洗濯のタイミングが分かりやすい。

 

裏のラベルを見てみると、ダルチザンと桃太郎ジーンズは同じ洗剤メーカーが作っていると推測され

製品の特徴や表現はほぼ同じで、違いは界面活性剤の%とアルカリ剤と水軟化剤が含まれるか。

アルカリ剤と水軟化剤は一般的な洗濯洗剤にも含まれていて、アルカリ剤は皮脂汚れなどの

酸性の汚れを落とすのに効果があり、水軟化剤は水の硬度を下げ、洗浄力の低下を防ぐ成分とのこと。

おそらくダルチザンの方が洗浄力が強く、桃太郎ジーンズの方がよりナチュラルに仕上がると思われる。

 

中身を比較するとアルカリ剤と水軟化剤の違いなのか、ダルチザンの方が色がやや濃くなっている。

匂いは両方ともほぼ無臭ではあるけど、桃太郎ジーンズは洗面台の戸棚に一緒にしまっていた

シャンプーやボディーソープなどの香りが若干移っている気がして、やはりダルチザンの方がフレッシュ。

 

5月下旬から夏用ジーンズとして履いているのは、今は無きバレンシア工場製のリーバイス201XX。

去年も相当暑かったけど今年は更に上回り、今シーズンの洗濯は既に三回行っている。

その三回目の洗濯にダルチザンの洗剤を使ってみたところ、桃太郎ジーンズと特に違いを感じなかった。

 

余談にはなってしまうけど、リーバイス201XXは1997年フジテレビ系ドラマ「ラブジェネレーション」の

キムタク着用モデルというのは当時の画質では判別するのが難しい為か、あまり有名ではないらしい。

股リベット&ウエストバンド位置のバックストラップ付のリーバイスとなると、この当時は201XXに絞られ

(日本製702XXもバックストラップ仕様ではあるけど、取り付け位置がヨーク部分の少し低い箇所)

左下のシーンでは不自然にTシャツが捲れていて、バックストラップをアピールしていたことが分かる。

更に右下ではポーターのタンカー3WAYバッグにレッドウィング8166、松たか子はおそらく8875を着用。

 

本題に戻って左が5月下旬で、右が8月上旬の三回洗濯後を比較したリーバイス201XXの画像。

画質の細かい設定までは揃えていないけど若干縮んだということと、やはりジーンズ用洗剤を使うと

過度に色抜けすることはなく、相対的に濃くなった印象があり、生地に張りが戻った感じに仕上がる。

但し腰回りは若干色落ちが進んでいるものの、ここまで手応えのないジーンズは久々な感じで

夏以外に履いてアタリを固定しないとダメかなと思ったりして、201XXを履き続けるか悩ましい。

 

ジーンズ用の洗剤を使う前は普通の洗剤との違いなんてあるのかと、値段もそれなりにするし

正直言って懐疑的だったけど、デニムの残したい部分の余計な色抜けを抑えて汚れが落ちる為

洗濯後の方が濃く見えるのが面白くて、回数を重ねる毎に効果や性能を実感して行ったように思う。

色落ちの期待出来るジーンズを購入したけど、洗剤自体には特にこだわりないという方には

毎回の洗濯が楽しみになるという点でも、ジーンズ用洗剤は是非ともおすすめしたいアイテム。