現在履き込んでいるエターナル811というジーンズの洗濯をした。
エターナル(ETERNAL)は2019年に惜しまれつつも終了してしまったが
カジュアルなジーンズを中心に展開していて、色落ちに定評のあるブランドだった。
このジーンズを本格的に成長させようと履きだしたのは割と最近のことで
今年は夏場の暑い時期も履いて大量に汗をかいて、かなりの皮脂汚れが溜まっていて
夏も終わり涼しくなったのと、自分の体型がだいぶ変わったというのも兼ねて
一度洗濯をしてデニム生地をリフレッシュさせておくことにした。
お気に入りのデニムの洗濯には、桃太郎ジーンズという日本のブランドから
販売されている天然植物由来のジーンズ用の洗剤を使っている。
これは蛍光剤や漂白剤などが含まれていなく、デニムの色落ちを極力抑えつつ
汚れを取り除くという物で、水洗いのようなパリッとした仕上がりになる。
市販の洗剤では洗いたくない色柄物用の洗剤としても重宝している。
おそらく3年半振りの洗濯になったらしいが、以前はそれほど履いていなかったので
何年物の激しい汚れや鼻に付く臭いみたいな極端な感じはなかった。
今回は洗濯後に乾燥モードで一時間ほど回して、若干残った水分は陰干しで乾かした。
ウエストは5㎝、レングスは2㎝ほど縮み、ウエストは履けば伸びるので多少戻るけど
レングスを少し長く仕上げていたので縮んでくれたのは嬉しかった。
引きの画像だとやや濃く写ってしまうのでこちらの方が実物に近い。
基本自宅内では履かないので、これを履いて座る機会があまりないのと
体型が変わってウエストの位置が定まらなかったこともあって
腰回りのヒゲは薄っすらっとあるという程度。
バック部分は成長が早い箇所にはなるけど、座ることが少ないので色は残り気味。
革パッチは防縮加工済みなので洗ってもあまり変化は感じられない。
一応左が洗濯前で右が洗濯後の画像。
自分でもしっかり見ないと、どっちが前で後か一瞬分からなかったので
拍子抜けというか見応えがないかもと思ってしまう。
実物では表面のぬめっとしていて、くたっとした感じがなくなり
洗剤に柔軟剤が入っていないので生地のざらっとした感じが戻っている。
一度や二度の洗濯に使う洗剤をこだわったところでは大した差は生まれないけど
通常の洗剤を繰り返し使うと、インディゴの色が抜けるスピードがかなり速まる。
同じく左が洗濯前で右が洗濯後の画像。
洗う前よりも洗った方がむしろ色が濃く見えてしまうけど
おそらく乾燥機を使ったのが大きいのではないかと思う。
というのも、乾燥機で乾かすとデニム生地のインディゴの青い色が
色の落ちた白っぽい薄い部分と擦れて、一時的に色移りするというもの。
さらに表面の皮脂汚れの黄色っぽさが抜けて青みが増して見えるのもある。
これだけじゃ見応えが少ないので部分部分を見て行く。
腿部分は例によってヒゲがあまり入っていないけど、膝に掛けて若干退色している。
エターナルのデニムは「土砂降り落ち」とも言われるほどの激しい縦落ちが見られる。
縦落ちは古い時代のデニムの色落ちを再現した物だが、これは割と極端な部類。
ジグザグ模様のように膝裏に入るシワの色落ちの通称「ハチノス」も薄っすら。
この部分は洗濯すると基本的にシワの位置が合わなくなってしまうので
洗濯をためらう大きめの要因とも言える。
耳付きデニム特有のこのアタリはジーンズにハマるきっかけにもなった物で
これが綺麗に出ている物を見ると今でもテンションが上がる。
生地の合わせ目にボコボコと現れるパッカリングも好きな部分で
お尻の部分は座ることが多いと潰れてしまってパッカリングが出にくいけど
これは割と残っていて、乾燥機を使うとさらに出やすくなる。
裾部分は自分でアタリ出しの加工をして履き込んだ風に仕上げているが
ほとんど二回ロールアップして履いているので、ここを見る機会は少ない。
基本的に自分は履き込む系のジーンズだと頻繁に洗濯しないけど
完全に臭いが厳しくなる前を見計らって、必ず洗濯をするようにしている。
最近はジーンズ用洗剤を使って、裏返しで洗濯ネットに入れ洗濯機で洗い
表に戻して屋外で天日干し、もしくは風通しの良い室内で陰干しをする。
こういうジーンズやデニム生地のアイテムの洗濯は少し儀式的なところがあって
人それぞれで洗濯方法のスタンスや考え方が違うのも面白いところ。
3月から地味に始めたダイエットの経過は前月比-1㎏で計-13㎏。
一応目標体重に到達したので、ジーンズを洗濯して敢えて思い切り縮ませてみたけど
減量前なら縮んだ後のウエストは確実に入らなかっただろうなと思う。
当面の目標は体型を維持しつつ、このジーンズを履き込みたいんだけど
もしかしたら今新しいジーンズを買った方が良いんじゃないかと思ってしまう。
とりあえずゆっくりのペースでもこのまま履き込むつもりでいるけど
何かのタイミングや大きな変化があれば、また続きを書くかもしれない。