赤い羽BLOG

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武居商店 マルキュウ醤油ラーメンのたれ&八角の生中華麺

お気に入りの武居商店シリーズ、今回はマルキュウ醤油ラーメンのたれ&八角(やすみ)の生中華麺。

武居商店は横浜で創業した飲食店向け液体調味料を製造開発メーカーで、現在は一般向けにも力を入れ

これらは同社が手掛ける食堂で実際に提供しているラーメンが、自宅で楽しめるように販売された物。

投稿現在の直売所価格はそれぞれ税込み、醤油ラーメンのたれ1食分120円、生中華麺5玉入り500円。

※残念ながら八角製麺は後継者がいないなどの理由で、どうやら廃業になってしまうらしく

武居商店の直売所及び食堂では、2024年9月を以って取り扱いが終了とのこと。

www.takei-foods.co.jp

store.shopping.yahoo.co.jp

その横浜南部市場食の専門店街内の南部亭にある、マルキュウ麺食堂醤油ラーメン税込み650円。

マルキュウ麺食堂の醤油ラーメンは、甘口の醤油をベースに切れのあるシャキッとした味わいに

鶏油やラードなどの動物性脂とエキスを加えた、旨味バランスが良い昔ながらの中華そば。

ちなみにトッピングのチャーシューも、この醤油ラーメンのたれなどを使って作っているらしく

肉々しいジューシーさのある仕上がりで、20年以上通っている近所のラーメン屋よりも断然好み。

www.yokohama-smp.com

さっぱりとしつつもコクのあるスープは、夏場でもゴクゴクと飲める安心&安定感。

中華麺も同じく横浜の老舗製麺所の物になり、卵白を配合したコシのある細ちぢれ麺を使用していて

口に含んだ瞬間の触感の良さや、しっかりとした小麦の風味からもレベルの高さが伺える。

武居商店の松原商店街直売所の閉店後は南部市場に通い始め、たれやドレッシングだけではなく

ちょっとした遠征気分のように、マルキュウ麵食堂で食事するのも楽しみになっていたりする。

横浜南部市場はJR京浜東北線(根岸線)新杉田駅乗り換え、シーサイドライン南部市場駅内にあり

武居商店直売所は基本水曜定休の9:00~16:00営業、土日や時期によって開閉時間に変動するとのこと。

ちなみに今月はTBS「ラヴィット!」と「ひるおび」で、直売所とオイルソースが紹介された。

※武居商店だけでなく、南部市場での支払方法は現金のみという店舗が多いので要注意。

 

このマルキュウ醤油ラーメンのたれは諸事情によって、しばらく生産が止まっていた待望の商品で

一人前40g入りパウチの使い切りサイズになり、推奨される希釈割合は10倍となっている。

ラードや鶏油の配合が素晴らしく、冬場は軽く湯銭するなどして事前に温めておいた方が使いやすい。

 

10倍の割合で熱湯を注いで小皿に移してみると、脂のきめ細かさや雰囲気が袋麵のスープとは少し違い

切れの良いシャープな味をしているけど、素朴過ぎる訳でもない絶妙なバランスに仕上がっている。

醤油の香ばしさや動物性エキスの旨味を主体に、希釈すると甘さが際立って来るというところ。

 

上段マルキュウに下段は業務スーパーで売られている醤油ラーメンのたれの比較画像。

業務用というと業スーレベルと思われがちだけど、武居商店の手掛ける物は市販の商品とは別物。

こうやって味比べをしまうと業スーは中華風ではあるものの、肝心な醤油を感じられなくなってしまい

スープの口当たりを感じさせたり、風味を際立たせる旨味や脂もシンプルに足りていないように思う。

自分は業スーのたれでラーメンを作る時は鶏油を追加していて、そうすると美味しさが数段上がる。

 

八角の生中華麺5玉入り税込み500円、購入したのは入荷日の7月9日なので最大24日間冷蔵保存可能。

中華麺は直売所のみの取り扱いに加えて、常時入荷している訳ではないという実は隠れ人気商品で

週末には売り切れることも多く、予め入荷状況を聞いてから訪問するのが最近のスタイルになっている。

プロ仕様ということで茹で時間は1分ほどな上に、伸びにくい特徴も持っているのが素晴らしい。

そのまま寝かせておくと重みで麺が潰れてしまうので、プラケースに立て入れして保存している。

※残念ながら八角製麺は後継者がいないなどの理由で、どうやら廃業になってしまうらしく

武居商店の直売所及び食堂では、2024年9月を以って取り扱いが終了とのこと。

 

茹で上がりのプリプリ感は画像からどこまで伝わるか分からないけど、バネのように弾む縮れ具合に

裁断した時の角が溶けずにしっかりと残り、コシが強く歯応えのある食感はさすが製麺所のプロ仕様。

これは自宅で食べてこそ気付けることというか、一般的なスーパーなどで売られている市販の生麺や

冷凍食品などとはクオリティーが全然違うことが分かり、何とも嬉しい発見のようにも思える。

 

スープは適量の熱湯を合わせて作り、茹でたての麺を合わせれば、マルキュウ醤油素ラーメン。

醤油感が強めで色濃くも綺麗に透き通ったスープに、麺も決して負けない存在感がしっかりとあり

これを自宅で一度味わってしまうと、生麺を意識した即席ラーメンの商品は手が出しづらくなる。

 

そしてチャーシュー、ゆで卵、海苔、刻んだネギを加えれば、自宅でマルキュウ醤油ラーメンの完成。

一応食堂で食べた時に撮影した画像を見ながら、それぞれのトッピングの配置も再現してみた。

今回はチャーシューをこだわったことで、一杯のトータルのコストは400円ほど掛かっていて

そこのクオリティーを妥協して出来合いの物にしたりすれば、300円以内には軽く抑えられる。

 

実は先程のチャーシューも、マルキュウ醤油ラーメンのたれを使って自分で作った物。

用意したのは国産豚ロース500g、たれ1袋に水80ml、チューブの生姜とにんにくとネギの青いところ。

バラのほろっと柔らかく崩れる質感じゃなくて、噛み応えのあるタイプにしたかったのでロースを選んだ。

油を引かずに弱火で各面ごとにじっくりと火を入れたけど、もう少し大胆に攻めれば良かったと思う。

 

ラーメンのたれ1に対して水2を合わせ、にんにくと生姜は各大さじ1程度加え、ネギを入れ煮立たせる。

たれが程良くなったら弱火にして肉を入れ、各面じっくりと5分程度たれを掛けながら煮込んで行く。

計30分ほど煮込んでそれぞれを分けて、チャーシューはラップに包み一晩冷蔵庫で寝かせておき

くたくたになったネギはつまみとして食べ、煮詰まった後の旨味たっぷりのたれは再利用する。

 

そして翌日、ミスチルの「Tomorrow never knows」の崖の様な、分厚く立派なチャーシューの完成。

ネットでレシピを軽く調べてぶっつけ本番で作ったので、もしこれで生焼けだったらと不安だったけど

切った断面を見るとしっかり火が通っていて、少ないたれで煮込んだので味染み染みではないけれど

ポテンシャルの高い肉を選んだので上品な味に仕上がり、テキトーに作った割に良い感じに出来た。

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そこそこの量があるので、ラーメンのトッピングだけではなくチャーシュー丼を作ってみた。

煮込んだ時のたれはにんにくと生姜の効いたパンチがあって、これがまためちゃくちゃ良い感じで

このたれを次回はラーメンのスープとして使ってみようかなと思っていたりもする。

そして順番は前後して残った分のチャーシューが、醤油ラーメンのトッピングになったという次第。

 

ラストはスープごととろみを付けてしまうタイプの、マルキュウ麵食堂のサンマーメン800円。

このサンマーメンのスープにも、醤油ラーメンのたれをメインに使って仕上げているとのこと。

※嵐の二宮君がマルキュウ麺食堂のサンマーメンを食べている動画がUPされている。

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チャーシュー作りで頑張ったので、サンマーメンはやや手抜きで冷凍のカット野菜を使った。

これでは野菜が足らないのが分かっていたので、冷蔵庫にあったキャベツともやしをざっくり追加。

先ずは油を引いたフライパンで塩を少々加えて野菜炒めを作り、次にラーメンのスープで煮込み

野菜が程良くなったら、仕上げにとろみ粉を入れて弱火で軽く煮立たせれば、餡掛けスープは完成。

ラーメンと同様に醤油たれ1パックに対して熱湯360mlにしたけど、もう少し濃いめでも良いかもしれない。

 

茹でた中華麺を湯切りして丼に移し、餡掛けスープを加えれば、マルキュウ式サンマーメンの完成。

マルキュウ式と言っても中華丼になるぐらいにとろみを強く仕上げ、自宅ならではの楽しみ方をしてみた。

 

画力の強い食べ応えのあるとろとろの餡には、野菜などの具材の旨味が溶けて甘じょっぱさが際立ち

細く縮れた麺にガッツリと絡み付いた、このじゅるじゅるっとした食感と味わいがたまらない。

とろみはどんどん溶けてサラサラとしてしまうので、出来れば熱々のまま食べ進めてしまいたい。

 

醤油ラーメンやサンマーメンだけでなく、昨年からこの中華麺を使ってたくさんの麺料理を作っていて

時期的に頻度の多い冷やし中華、記事にはないけど、もつ鍋のたれを使った牛バラスタミナラーメン。

鶏白湯の素で鶏白湯ラーメン、梅蘭風焼きそばに海鮮塩焼きば、そしてまるきのソース焼きそばなど。

 

またこうやって自宅でマルキュウ醤油ラーメンを堪能出来るようになったことが実に嬉しい。

以前から醤油ラーメンのたれと中華麺は、食堂を絡めた記事にするつもりではあったけど

昨年の秋頃には入荷が未定になって終売の流れかなと、正直忘れ掛けていたところの再入荷だった。

中華麺はタイミング次第(自分が伺った時は火曜入荷のパターンが多い)で品切れになることはあるけれど

南部市場に訪問する機会があれば、この武居商店のラーメンセットは是非ともチェックして貰いたい。