近所メシ第39回 ビアレストラン味蕾亭(みらいてい) ビーフシチュー&トルコライス
久々となった外食の近所メシは、今回も横浜駅東口から近くの高島にあるビアレストラン味蕾亭。
ビアレストラン味蕾亭は1989年創業という歴史を持ち、昔ながらの洋食やお酒が楽しめるのと
別フロアには宴会場も備えているので、軽食から団体での貸し切りまで幅広く対応出来るお店。
やはり近所メシとしては看板メニューとなる、ビーフステーキ丼とビーフシチューは食べておきたい。
最寄り駅は横浜市営地下鉄ブルーライン高島町駅出口1、2からそれぞれ徒歩4分。
みなとみらい線新高島町駅出口1から徒歩5分、各線横浜駅東口から6分ほど。
営業時間は10時~22時(ランチは11時~14時)でL.Oは21時20分、日曜と祝日定休。
ランチメニューは日替わりで、当日の朝に味蕾亭のXでメニューをお知らせしてくれる。
平日は定番の洋食と、近所で働く方向けに煮物や魚を使った和食のメニューがあったり
大人のお子様ランチとも言われる、トルコライスは土曜日限定メニューとして提供される。
ちなみにこれが通常メニューの一部で、豚のしょうが焼きや唐揚げなどの和食おかずもあり
夜はお酒を楽しむ方も多いらしく、おつまみ類やお茶漬けも取り揃えているそうだ。
メインホールのレトロなバーカウンターと、スナックの様な渋い内装が良い雰囲気。
これらの1F店内画像は昨年初訪問した時に撮影したものを流用している。
外のテラスではペット同伴で食事も可能で、時間帯や日によっては店内に従業員の方の犬がいる。
そしてランチのビーフシチュー税込み1380円、先客もいなかったので提供までは7分ほどで到着。
味噌汁とライスにたくあんが付いているのもだけど、箸で食べられるのが畏まってなくて良い。
おそらく肉は牛バラだと思うけど、この5㎝角ぐらいのゴロっとした迫力あるサイズ感。
付け合わせは素揚げしたポテト、バターで味付けられたほうれん草、人参グラッセ。
野菜類は煮込まずにワンプレート的に添えられているのが、彩り良くて見栄えが素晴らしい。
牛肉はぷるぷるになるまでしっかりと煮込まれていて、スプーンで切れるのでナイフは必要なく
これがまた口の中ですぐに溶けて行ってしまい、ご飯を追い掛けるタイミングを見失う。
家庭料理だとシチュー=スープみたいな感覚だけど、肉をがっつりと味わわせて貰えるのが
洋食屋さんならではって感じがするし、一年通して人気のメニューなのも良く分かる。
やはり本格的な洋食屋さんのデミグラスソースは、市販のルーで作る物とは一味違っていて
漠然としているけど色々な食材の旨味が溶け込み、やや苦さのある大人な味わいが食欲をそそる。
久々にハヤシライスが食べたいとも思っていたので、一度で二度楽しめて大満足。
実はビーフシチューを食べたのは5月のことで、もう一品を加えて記事を作成するつもりが
何だかんだで半年近く保留のままになっていて、ビーフシチューは季節的にもぴったりだし
お蔵入りさせるのは勿体ないということで、ようやくその続きをすることになった。
関東南部も一気に冷え込んだ11月のとある土曜日のランチタイムに訪問。
かつの揚げ時間があるので注文から10分ほど待ち、トルコライス税込み1180円の到着。
一言で言えば、わんぱくな料理って感じで、今日はもりもり食べたいって気分な時にぴったり。
味蕾亭のトルコライスは、ケチャップライスにとんかつとデミグラスソースのトッピングで
とんかつに掛けられたデミグラスソースは、おそらくビーフシチューと同じだと思われる。
トルコライスのトッピングや盛り付け方は地域やお店によって様々で、これは長崎発祥とは違って
言うなれば関東風というか、横浜や川崎エリアでは昔から馴染みのあるスタイルらしい。
ケチャップライスの具材はピーマン、玉ネギ、マッシュルーム、ベーコンの定番的な物。
味付けの方もトマトケチャップを効かせた、とても素朴で安心する様な仕上がり。
最近はナポリタンやオムライス作りをしていて、具材の切り方やサイズ感などを勉強中。
そしてランチにはスープではなくて、一気に落ち着く油揚げと豆腐の味噌汁付き。
コンソメやオニオンスープなどの方が洋食メニューとしてはまとまるんだろうけれど
甘みのある味噌汁のマイルドさやギャップが、こってりとした味をリセットさせる。
こういう家庭的で定食屋の様なところも通いたくなる理由なのかもと思ったりする。
熱心に写真を撮っている様に見えて気になったらしく、店を出た後にお客さんが話し掛けて来て
その方は味蕾亭に20年以上通う超ベテランさんで、ランチの一番のおすすめはビーフステーキ丼とのこと。
ブログネタ的にトルコライスにしたけど、確かに久々のビーフステーキ丼は捨てがたかった。
「またお会いしましょう」なんて言われてしまったし、これは年内にでもまた行くしかない。
東横線の桜木町~横浜間が廃止されて来年の1月で20年、この辺りに来るといつも見ているその跡地。
ここ何年かでようやく撤去が進んだ横浜駅側部分に、あまり変わらない旧高島町駅付近の様子と
そして恒例の食後の散歩コースは、春には花見スポットとなる石崎川プロムナード。
つい最近まで夏の様な日が続いていたせいなのか、桜が一本だけ季節外れの開花をしていた。
桜の狂い咲きについて調べると元々秋に咲いていたとか、遺伝子的な先祖返りだとか、なかなか興味深い。