近所メシ第22回 一文無(いちもんなし) 支那そば&茶碗焼めし
なかなかインパクトのある名前だけど、横浜の支那そばの名店として知られ
地元の方々に愛されている平沼橋の一文無に伺って来た。
ほぼ毎週のように何処かしらのラーメン店で食べているけど
今回は昔ながらのあっさり系の支那そばが食べられるお店をチョイスした。
店舗は住宅地の中にあり、最寄り駅の相鉄線平沼橋駅北口から徒歩15分。
横浜駅みなみ西口からでも徒歩20分ほどで行けるが、夏場は少々厳しめの距離。
2021年9月現在の定休日は水曜日と木曜日で固定とのことで
営業時間は11時30分~14時までと17時~20時まで。
一文無は2016年に改装されたようで、とても清潔で快適な店内。
カウンター席の薄暗い照明にソファのような柔らかく大きな椅子はとても落ち着く。
良くあるラーメン店や中華料理屋よりもゆったりと過ごせるので
女性一人や初めての方にもおすすめのお店だと思う。
厨房から向かって奥のスペースには照明が明るいテーブル席がある。
この日は平日の開店直後に伺ったが、すでに5組ぐらいの来店客がいて
ランチタイムの12時代や休日などは入店まで並ぶことになるそうだ。
麺類などの一品料理のメニュー。
基本の支那そばやワンタンメンが定番的な人気があるようだが
旨辛スタミナ系の一文そばのファンも多いらしい。
炒め物や定食系のメニュー。
訪問時は麺類よりも定食の注文が良く入っていた。
おつまみ系のメニューに加え、これ以外にお酒のメニューも充実している。
夜は居酒屋的に利用して美味しいラーメンで締めることが出来るのが素晴らしい。
さて今回注文したのは、志那そばと茶碗焼きめし。
現在減量中なのでこういうガッツリ系は週に数回の昼食だけの楽しみ。
忘れた頃に必ず恋しくなる、昔ながらの醤油味のあっさりとした支那そば。
このレトロで懐かしいルックスには安心感を覚える。
ちなみに支那そばと中華そばは、料理という観点では違いはないようで
戦前戦後の表現の仕方や、それぞれの土地の伝わり方ということになるらしい。
具材はチャーシューとメンマ、懐かしい渦巻き模様入りのなるとに
細かく刻まれたネギが乗るオーソドックスなスタイル。
この透き通った美しいスープは醤油の角があまり立っていなくて
鶏ガラなどの出汁の旨味や甘みがあり、すっきりとしつつも深みを感じる。
一文無の支那そばは、コシがあってのど越しの良い細めのストレート麺。
熱々のスープを絡めて一気にすすりたい。
そしてお茶碗に盛られた焼きめしは、味濃いめのオイリーなしっとり系チャーハン。
サイズ的には半チャーハンになるけど、パンパンに入っているので量はそこそこあり
しかもこの形状の器なので、最後まで熱くて汗が止まらなかった。
具材は刻んだチャーシューとなるとにネギと卵のシンプルな物。
濃いめの味付けと焦がした風味があっさりとした支那そばのスープと良く合う。
ここは定番のチャーハンをスープに浸して頂く。
やはり濃い味のチャーハンとあっさり味のスープは相性抜群で大満足。
地味に始めたダイエットの定期報告。
3月頭からなのでちょうど半年を迎え、前月比-1.5㎏で計-12㎏となった。
最初はパツパツだったジーンズが-10㎏辺りから、ウエストはゆるゆるを越えて
ガバガバという感じになって、嬉しい反面で完全にサイズが合わなくなってしまった。
元々ここまで落とそうとは思ってなかったけど、成果があると意識も高まって
途中で設定した目標まで後1㎏のゴール目前というところまで来た。
今後も維持したいのでそこで終了ではなく、夜の食事は相変わらず抑えて
昼だけは好きな物をガッツリ食べるスタイルを継続するつもり。
折角なのでおまけ的にレストラン・テルというお店の紹介。
一文無のすぐ近くには、お世辞にも綺麗とは言えない洋食屋さんがある。
レストラン・テルは横浜最強の洋食屋とも言われるほどの有名店らしく
画像の距離で見ても営業しているのかすら分からないほど。
ショーウィンドウにはめちゃくちゃ年季の入った食品サンプル。
平沼橋はこういう地元に愛されるレトロなお店が残っているのが面白い。
何よりもこの時代に洋食ランチがまさかの400円に驚く。
しばらく眺めていたら続々とお客さんが入店されていて
これは日を改めて伺うしかないなと思ってしまった。