毎年夏恒例の楽しみとしていた、すき家のニンニクの芽牛丼が終了してもうすぐ二ヶ月。
以前にも再限度としては微妙な感じの、すき家風ニンニクの芽トッピングを作ったことがあるけど
今回はまた一味違う調味料を使って作り、牛丼などにトッピングして楽しんでみることにした。
用意したのはこれらの食材たちで、メインの材料は業務スーパーで購入したソンヨウラージャンに
冷凍のにんにくの芽、他には桃屋のきざみにんにく、辛みを加える為にラー油を用意した。
購入時の価格はソンヨウラージャン税込み138円に、冷凍のにんにくの芽は税込み267円。
業務スーパーのにんにくの芽で何か炒め物をしようとして、見付けたのがこのソンヨウラージャン。
ソンヨウラージャンは日本的な表現だと、唐辛子にんにくダレマイルドとなっているけど
そこまで辛みやにんにくの香りは強くなくて、いかにも中華料理っぽい八角や山椒のスパイシーさに
みそと野菜などの甘みと酸味が際立っているような、少しクセのある感じの味噌だれ。
ソンヨウラージャンの旨味や香りを活かしつつ、酸味は必要なかったので最初に弱火で加熱しておき
香りが立って来て焦げ付く前にラー油を加えて伸ばし、レンジで温めたにんにくの芽を入れて
全体にたれが絡まったら、きざみにんにくを加えて更に馴染ませれば、それっぽい物の完成。
分量はにんにくの芽50g、ソンヨウラージャン大さじ1、ラー油5プッシュ、きざみにんにく大さじ3/4。
たれを加熱しているので酸味は飛んでいて、僅かに香る八角が良い意味で家庭料理っぽくなく
きざみにんにくの塩味が効いている分だけ、本家のメニューよりも一品料理感があるかもしれない。
これは見た目ほど辛くないので、辛い物好きな方は一味などで好みの感じに調整すると良いと思う。
やはりこれを作ったら牛丼にトッピングということで、近所のすき家まで急いで行って調達。
以前のニンニクの芽牛丼のテイクアウトは、こんな風にトッピングが別添えだったのを思い出した。
そして買って来た牛丼に自作のトッピングを合わせれば、オリジナルニンニクの芽牛丼の完成。
当然本家と見た目と味も違うんだけど、毎週食べていたあの夏が戻って来たような気分になる。
肉自体にしっかりと味が付いているのに、更に濃くしたジャンクな食べ方が溜まらない。
もうこの刺激的な食べ方を覚えてから、普通の牛丼だけでは完全に物足りなくなってしまった。
ちなみに左が本家すき家のニンニクの芽牛丼で、右が自作したオリジナルトッピング牛丼。
すき家は韓国風で自作は中華風の似て非なる物というか、あれはあれ、これはこれという感じに
本家の味はまた来年ラインナップされれば、その時にじっくりと堪能出来ればと思っている。
にんにくの芽とたれの絡み方の試作も兼ねて、冷奴とペヤングにトッピングしてみた。
これは冷奴の薬味としてもぴったりで、ペヤングはやはり濃い味好きならではの食べ方。
寝かせておくとにんにくの芽の色味が悪くなるけど、味が入りながら塩味と辛みが落ち着いて
マイルドになるので、ペヤングの場合は作り置きした物をトッピングするのが良いかもしれない。
続いては吉野家の牛丼バージョンで、にんにくの芽を使って三弾活用をしてみた。
最初は牛丼のアタマも自作しようと思っていたけど、この時はちょうど牛丼祭が開催中だったので
牛皿ファミリーパックをテイクアウトして、事前に作っておいたにんにくの芽とご飯を用意した。
吉野家バージョンに合わせるのは仕上げに市販の一味を使った、辛さマシマシのにんにくの芽。
元の辛さが1.5辛だとしたら、3~3.5辛ぐらいに上がって本家っぽいピリ辛具合になった。
ご飯にアタマを盛って自作のにんにくの芽をトッピングで、吉野家版のニンニクの芽牛丼。
牛丼の味についてあまり気にしたことはなかったけど、吉野家はすき家よりもマイルドなんだなと
このガツンとした濃い味付けのトッピングだと、肉の味が若干負けているようにも感じた。
肉もご飯もまだまだ残っているので、おかわりして卵黄乗せバージョンで締める。
マイルドにしたいのか辛くしたいのか分からなくなるけど、追い一味で卵を飾ってみた。
ラストは余っている牛皿に味付けなしのにんにくの芽を加えた、牛皿にんにくの芽炒めにアレンジ。
牛皿の温め直しがてらに、つゆをにんにくの芽に吸わせるような感じでさっと仕上げた。
冷蔵庫にある食材を好きなようにトッピングすれば、スタミナニンニクの芽牛丼の完成。
吉野家の牛皿を使っているからあっさりとしていて食べやすく、にんにくの芽やその他諸々加わり
普通の牛丼よりも栄養バランスが良くなり、そしてボリューム的にも満足度がかなりアップした。
最早これは牛丼なのかというルックスではあるけど、七味と紅生姜にそれらしさを残したつもり。
始めのにんにくの芽トッピングをした濃い味からすると、だいぶ違った物を食べているなと思うし
この週は牛丼の日が続いたけど、最後まで飽きずにフレッシュな気分で食べることが出来た。
次回のすき家のニンニクの芽牛丼を待ちながら、またこういう自分なりのカスタムネタを探したい。