20年以上前にフリーマーケットで500円で購入した半袖のパッチワークシャツ。
何年もずっとしまったままだったのを久々に掘り起こしてみた。
20年前の服が普通に着れるのかって、不思議に思ってしまうかもしれないけど
個人的には10年前ぐらいとかの方が、違和感やクセを感じてしまう物が多く
もっと古い物の方が今に通じる部分や新鮮さがあったりして
ファッションの周期は20年と言われているのを身をもって体験しているところ。
これは歳を取ったからこそ楽しめている感覚なんだろうとも思っている。
夏になると着たくなる、マドラスチェックのパッチワーク生地のアイテム。
右はグラミチというブランドのショートパンツ。
ふんわりとしたガーゼ生地は肌に優しく、夏場は涼しい快適な素材な上に
洗濯後のシワだらけの状態でも許される便利な素材でもある。
これはブルー系中心の6種類のマドラスチェックのパターンを組み合わせているようで
こうやって近くで見てしまうと、どうしてもごちゃっとした印象があるが
ところどころにあるピンク色の部分が、程良くまとめているように感じる。
かっちりしたシャツに多く見られるボタンダウンのタイプだが
襟は生地とステッチがたくさん集まっていることもあってボリューム感がある。
身頃部分と同化しているが胸ポケット付き。
夏場にシャツを羽織るのは、この胸ポケットがあることが大きい気がする。
「Macbatros」というブランドのようで、切られたタグに東京の電話番号があるので
当時は日本のメーカーの物だろうぐらいにしか思っていなかったが
どうやら「羽衣シャツ」というシャツ専門の会社の製品らしい。
国産でコスパの良い商品作りや、色々なショップのOEMなども受けていて
主に低価格~中価格のカジュアル系ショップでの取り扱いが多いようだ。
たぶんここのシャツは他にもいくつか持っているはず。
hagoromoshirts-tokyo.amebaownd.com
当時無理して買ったロレックスにアメカジ系古着スタイルだと
おそらく2000年前後のトビウオギタオ20代前半の頃の写真。
パッチワークシャツに古着のリーバイスのライトグレーのコーデュロイパンツと
レッドウィング8167を革紐に替えてコーデとは、自分で言うのもなんだけど
21か22の若造にしてはなかなかやるなと思ってしまった。
今回はこの写真を見付けたことによる懐かしさから書いた記事でもある。
当時のアイテムはシャツぐらいしか残っていないけど再現コーディネート。
インナーは黒いバンドTシャツっぽいのを着ているみたいだが
何の物かは不明なので、雰囲気の近いローリング・ストーンズのツアーT。
パンツは色の系統が近いドゥニームの66ブラックで代用し
レッドウィングはサイズ見直しの為に手放してしまったので二代目8167。
ジーンズの色がもう少し薄い方がブーツとの相性も上がって
全体がまとまるような気もするけど、これはこれでありということで。