以前書いたガムソールのオールスターみたいな限定モデルではなく
靴屋なら割とどこにでも売っていた定番モデルのカラーで
米国コンバース社が倒産した直後の2002年に生産された物。
これは知人から半ば強引に譲り受けることになって引き継いでいるが
もしかしたら一度も履いたことがないかもしれない。
レッドウィングの箱と下のラグの柄が相まってかなりアメリカンな印象を受ける。
赤いオールスターは「赤コン」なんて呼び方もあるみたいだけど
コーディネートが可愛らしい要素が強くなって、ハードルが妙に高いと感じてしまう。
ベロの裏に付くラベルの最上段に「0208」とあり、これは2002年8月製を表す。
2001年にコンバース社が倒産し、当時の日本で主に流通するモデルの生産拠点が
インドネシアに移って割とすぐの頃に作られた物と分かる。
インソールには「CONVERSⓇ」のみのシンプルな表記。
年代やモデルによってここの表記パターンの違いがあるが
これは現行の定番モデルとほとんど一緒のようだ。
おなじみの星のロゴマークも現行とほぼ一緒。
このマークもボディがレッドだとやたらアメリカンな雰囲気がある。
ヒールパッチは現行の物と違い文字に凹凸が無い為
履き込むとこのように消えて行ってしまう。
トゥキャップの形状や大きさは年代で特徴があるらしく
コンバースマニアにはすぐに分かってしまうようだ。
アウトソールは若干の片減りがあるものの概ね良好の様子。
全体的にも薄汚れ程度で、まだまだ全然履ける状態を保っている。
赤いオールスターを履くにはこれぐらい思い切ったワーク系アイテムの
コーディネートが良いかなと思ったけど、アラレちゃん感が漂ってしまい
やはり女性が履いた方が合わせやすいカラーなのかなと思ってしまう。
赤い色のTシャツと薄い色のジーンズで合わせると聖闘士星矢のペガサス星矢や
格ゲーの主人公みたいな熱血キャラ感が出てしまうのも難しいところ。
現在オリンピック中ということで、1968年のメキシコ大会のTシャツをチョイス。
そんなに古い物ではなく、おそらくライセンス商品ではないと思われる。
この特徴的なフォントはメキシコオリンピックの為にデザインされた物で
「Mexico 68」という名称が付いているらしい。
これは1970年のサッカーワールドカップの同じくメキシコ大会でも使われた。
別の記事に書いた、8MANさんが紹介していた「This is…」というブランドの
白い色のシューレースが余っているので付けてみた。
真新しくて浮くかなと思ったけど、意外と良い感じにハマっていて
デフォルトの時よりも少し格が上がったという印象を受ける。
単品で見るとやたらとカッコ良く見えてしまう赤いオールスター。
自分は赤い色は好きなので、赤い服とかブーツは難なく着こなせているつもりだけど
これは未だに挑戦しようともせずに、また眠らせることになってしまいそう。