REDWING COLUMN NO.34 REDWING MAGAZINE 1999
GETON!特別編集 ザ・レザーブーツバイブル レッドウィング
1999年秋発刊のレッドウィング特集雑誌。
他ブランドも触れているが、130ページ近くある内の
半分以上がレッドウィングについて取り上げている。
ちなみにGETON!は以前あったメンズファッション雑誌。
玄人向けと言うより、初心者に優しめだった印象がある。
定価は税別750円、現在も中古で比較的見掛ける。
多少強気な値段が付いている場合もあるが、定価前後で購入可能。
裏表紙はスーパーソール8133、99年当時の定価は税別29800円。
折角なので中身も一部紹介。
メインはアイリッシュセッターの新作と定番商品の案内。
1999年秋冬モデルの8855と8163。
右の8163は試作段階の為、本来はフックのところがハトメになっている。
この時期から四角犬タグを廃止し、刺繍羽タグを採用。
左は1999年春夏モデルの8180カンガタンポーテージ。
この辺りはレッドウィングブームが落ち着いた頃なので
割とマニアックな部類になる。
当時の定番モデルの定価は
モックトゥ税別38800円、プレーントゥ税別36800円。
全体的に前年の価格より3~5千円値上がり。
ディテールや歴史などが細かく紹介されている。
製法やパーツの名称など、あまり知られていないようなことも書かれている。
アメリカの郵便配達員で使用されなくなり
需要が少なくなって行き、当時廃番が決まった101ポストマン。
ずっと興味がなかったが、この写真を見て気になるようになり購入。
90年代ファッションのカリスマ藤原ヒロシ氏、この時35歳。
着る物、身に付ける物が大ブームになるほどの影響力を持っていた。
レッドウィングブームの火付け役もこのお方。
画像中央の黒いモックトゥが半ば伝説となったカスタム8176。
黒いビブラムラグソールから白いトラクショントレッドソールへ変更。
これを元に8179が正規ラインナップされ、レッドウィングの大ブームへ。
今秋リリースされた藤原ヒロシ氏の手掛けているブランドと
レッドウィングのコラボ商品は、8176カスタムをアレンジした物。
藤原ヒロシ氏は当時レッドウィングを5足持っていたそうで
その内の4足が8160、8167、8173、8176、もう一足は8165と思われる。
スニーカー感覚で履けると言う理由から、これらを好んでいたそうだ。
この雑誌は今見ても、なるほどと感心したり、新たな発見があったりする。
当時からのレッドウィングファンも、最近ハマった方も
もし機会があれば手に取って頂きたいところだ。