赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

Greg Bennett Glider The Rolling Capo

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Greg Bennett Glider The Rolling Capo

今回は久々にギターグッズを購入したので楽器ネタを書いてみた。

ギター好きには有名なグライダーカポ、もしくはローリングカポと呼ばれる物で

以前から欲しいとは思っていたが、ようやく手に入れることになった。

カポタスト、通称カポは取り付ける位置でキーを固定することが出来る便利な道具で

このグライダーカポは取り付けたまま移動させることが可能な優れもの。

 

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使い方は簡単で「Just Roll It!」の通りで、取り付けて転がすだけ。

ホールドするローラー状の上下のパーツがギターを程良く抑え込みつつ

回転しながら移動する仕組みで、楽曲中に転調があっても素早く対応が可能。

※使用例はこのカポの使い方を極めている外国の方の動画で↓

www.youtube.com

転調というのは意外とやっかいな問題で、半音転調の♯1だったりすると

鳴らす場所を一つ変えることになるのだが、ギターでは開放弦を利用した

オープンコードが使えなくなってしまい、難易度が一気に上がってしまう。

つまり、そのタイミングでカポの位置を移動させることによって

転調前と変わらないようにストレスなく押弦が出来るようになり

開放弦の伸びのあるサウンドや厚みを出した演奏が可能となる。

 

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グライダーカポを使っているミュージシャンはたくさんいるみたいだが

自分の中ではやはりMr.Childrenの桜井さん、2006年発売のシングル「しるし」で使用。

「しるし」はカポ1始まりで、ラスサビでカポ2に移動するというもの。

その頃のライブでも使っていたが、現在は別のタイプが多いようだ。

軽く調べたところでは、ゆずのお二人、吉田拓郎さんやTHE ALFEEの坂崎さんなどの

大御所ミュージシャンも使用しているとのこと。

www.youtube.com

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グライダーカポは軸の部分が片方外せて、バネでネックの厚みに対応する作り。

左は普段使っているジムダンロップのトリガーカポと呼ばれる物で

トリガーの名の通りで銃の引き金のような形状が特徴だが

大きいクリップのようにバネの力で挟むシンプルなタイプ。

何だかんだで20年近く使っている気がする。

 

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グライダーカポは取り付けにやや力が必要で、片手では無理があるかなという感じ。

トリガーカポは使い慣れもあるので片手でスチャっと決まる。

 

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そしてグライダーカポの移動を試してみた。

この下のローラーを親指で回すのだが、なかなか思う通りに動いてくれず

回す時の親指以外の四本をどうするとかがぎこちなくて、初心者に戻った気分。

これは良く言われていたけど、使いこなすにはかなり練習が必要そう。

 

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指板側と下のローラーはリンクしているので上を回すことも可能。

こちらの方が良く動くので、一気に移動する時は指板側かなというところ。

 

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グライダーカポの良い所は0フレットで待機させ、転調1カポに対応出来るところ。

この使い方が出来るのはかなりのメリットの部分かもしれない。

反対にデメリットは、少しの力で動いてしまったり傾くところと

やはり他のカポよりも若干チューニングが不安定のようで

カッチリとしたタイプの方がより正確な音を出せるとのこと。

どちらを選ぶかは場面にもよるし、人それぞれという感じ。

 

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普段アコギ代わりとして使っている廉価版のエピフォンのカジノ。

ボディに空洞のある形状のフルアコもしくはセミアコと分類され、生音が良く出る。

「しるし」では、ギターの田原さんがエピフォンカジノを使用していて

このルックスとレトロで温かみのあるサウンドが魅力的なモデル。

今回は折角新しいギターグッズを購入したので弦も張り替えてみたが

新しい弦のギラっとした音を聞くと、いつもおおっと驚く。

要するに常に弦が死んだままの放置状態にしているのかが分かる。

 

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ちなみにこちらは「しるし」の2010年のライブ時の画像。

自分と同じジムダンロップのトリガーカポを使用していて、気付いた時は嬉しかった。

「しるし」のカポ移動は転調前に1/2小節のブレイクがあるので

このタイプでも充分可能だし、演出的なことも考えてか間奏明けはギターを弾かず

ラスサビに控えて予めカポ2へと移動させていたりする。

 

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グライダーカポはなかなかクセがあるが、新しいオモチャを手に入れた様な感覚で

ある程度使いこなせるように久々にギターを頑張ってみようかなと思った。

実は転調のカポ移動は「しるし」よりも「HANABI」の方がタイミングがシビアで

「透き通ってく水のような心であれたら」の後の「ah」のところの

タンタンタッタンタンタッていう三連符をしっかり弾きつつも

滑らかにカポ移動が出来るようになるのが今の目標になっている。

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