BARNSの「TSURI-AMI SWEAT」のフルジップパーカー。
BARNS OUTFITTERSは1985年から国産の上質な
カットソーをメインに展開するアメカジ系ブランド。
これは2019年の秋冬物としてリリースされた物。
毎年の定番モデルで品番はbr-4931N。
最近はスウェット系を着たい気分で、着回しが利いて
春の羽織物としても使えるフルジップパーカーを購入。
ド定番のヘザーグレーのフルジップパーカー。
似たような物はたくさん持っているが、こだわり素材の物をチョイス。
定価は税込み18480円、パーカーにこの額を出したのは
20年ぐらい前にチャンピオンのヴィンテージ物を買って以来。
正直言って手を出しにくい値段だが、自分もいい年齢になって来たので
ベーシックなアイテムにこそ、こだわって行きたいところ。
ちなみに公式通販サイトや直営店で購入すれば
1年間の無償リペアサービスがあるそうだ。
シルエットは現代風のスッキリとした形。
下に置いた如何にもアメリカっぽい形の物と比べて
身幅や腕周りはかなりシャープになっている。
BARNSは「COZUN」シリーズと言う、ゆったりタイプもあるが
アウターの中に着やすいタイトな形の方を選んだ。
タグはこんな感じの如何にもアメカジっぽい雰囲気の物。
安心の日本製、サイズ「1」=M相当だがタイトな作りなので
SとMの間ぐらいのサイズ感。
「TSURI-AMI SWEAT」一応メーカー側の正式な名称。
このパーカーの目玉でもある、吊り編み機で編み上げた生地。
使用している機械は大正時代から稼働している伝統的な物で
生産効率がとても悪く、現代ではあまり使われなくなって来ている。
ただし、その機械でゆっくりと編み上げられた生地は上質に仕上がる。
実際に着た瞬間に他の物とは明らかにクオリティーの違いを感じた。
フワッとしつつも、しっかりとした生地感はとても素晴らしい。
この値段するだけのことはあると納得の着心地。
一応フードに紐を通す穴はあるが、元々紐は無い。
ダブルジップ仕様はタイトなシルエットにはありがたい。
安い物は咬み合わせが良くないが、これは問題無し。
縫製は4本針のフラットシーマー仕上げ。
ロックミシンの一種だが、生地の重ね合わせがないので
当たる部分の膨らみが最小限に抑えられる。
脇の縫い合わせの無い丸胴仕様と合わせて
着用時の快適性を重視した作りになっている。
ポケットもダルんとならないようにフラットシーマーで
スマートに出来ていて、この辺りも徹底した作り。
リブは少し長めのヴィンテージ風。
腕時計をしていると、この長さは折りたくなる。
フードはやや小さくして下に垂れるのを抑えている。
それでもボリューム感はあるので、首周りが立体的になっている。
あまり出番の無いPAYDAYのヴィンテージカバーオール。
パーカーをインナーにしたド定番コーディネート。
今期はこの組み合わせで着たいところ。
キレイめなPコートと合わせてカジュアルダウン。
ひと昔前に多く見掛けたが、そろそろ着ても良い頃合い。
スエードエンジニアなどを合わせて、少しラフさを足したい。
長いこと封印気味の衣装ケースをほじくっていたら
先日書いたオレンジ色のスウェット以外にBARNSの物が二つ出て来た。
リブがニット素材のスウェットカーディガンと水色のラグランスウェット。
昔から結構気に入ってたブランドだったんだと、自分でも少し意外だった。
ここ最近は、近所で買えるショップが既に移転してしまったようだが
次の秋冬にはワッフル地のロンT辺りもゲットしたいところ。