REDWING COLUMN NO.40 レッドウィング 紐を変える8176編
レッドウィングのブーツの紐を変える。
レッドウィングの純正で使われている紐は丈夫なので
あまり切れることはないが、大掛かりなメンテナンス後や
気分転換的な意味での交換がほとんどになると思う。
今回は1年間ブラッシングをし続けた8176四角犬タグを
お疲れ様と言う意味も込めて紐を変えることにした。
それぞれ雰囲気の違いや与える印象などを比較してみようと思う。
レッドウィング純正と言えば大体この三つ、左から黄色×茶色、黒、茶色×黒。
ナイロン製のタスラン・ブーツレース。
タスラン加工と言うエアーを使った撚り方で作られている。
軽く丈夫に仕上がるそうで、靴紐の定番的な物とのこと。
レッドウィングでは古い物ほど、太く柔らかい物の傾向にある。
ブーツから外してしまった物はどれがどれだか判別が厳しいが
いずれ整理が出来たらまとめてみるかもしれない。
黄色×茶色の通称「トラ紐」は色々なブランドで使われることが多いが
カジュアルな雰囲気があり、アウトドアっぽいテイストの物と相性が良い。
黒は黒いレザーの物中心にモードっぽく上品に落ち着かせる。
茶色×黒はアイアンレンジなどで使われ、上記二つの中間的な感じだろうか。
シックで統一感のある黒
今回紐を変える8176四角犬タグ、一年間磨き続けてピカピカの状態。
一年終わったら紐を変えようと随分前から替え紐を準備していた。
黒い紐は馴染んでいて普通な感じがするが、元の物から変更している。
手放してしまったが初代8176も黒い紐にしていた。
8176は2016年から再販されたが、現在はまた廃番になっている。
それに代わり2019年秋冬から9878と言う茶芯のモデルがラインナップ。
ちなみに自分は紐を下から通すアンダーラップ派。
オーバーラップとアンダーラップについては↓
カジュアル感の黄色×茶色
8176のデフォルトの仕様はトラ紐。
ストームウェルトなどのアウトドア仕様のモデルの場合は
割と昔からトラ紐の組み合わせが多いようだ。
黒に比べてだいぶ紐の主張感がある。
ウェルトの縁取りと相まってカジュアルな印象が強い。
8176を愛用している方は他の紐に変えているのを良く見掛ける。
右の8179は某氏がカスタムした8176をヒントに商品化したモデル。
8179は日本での90年代大ヒットモデルの筆頭になるが
紐を黒に変えてシックにまとめているのが
売れた要因としては、実は大きかったのではないかと思ったりする。
某氏のカスタムについては少しだけこちらに↓
マニアックな茶色×黒
茶色×黒い紐は定番一歩手前の三番手ポジションと言う感じ。
主張を抑え既に馴染んでいる様子。
履き込んでウェルトが黒ずんで来ると、よりマッチして来ると思う。
アウトソールが茶色い物だと、この紐の相性がとても良い。
画像ではやや紫色っぽく見えてしまっているが、実物はもっと茶色。
この紐はレッドウィング取り扱い店舗でも意外と置いていない。
自宅付近のショップ三軒を回ったが、どこも置いていなかった。
直営店などの本気度高めの充実した店舗かネットでの購入になる。
それぞれ比較
見慣れたせいもあって左の黒が落ち着いている印象。
昔はデフォルトのトラ紐の組み合わせが好きじゃなくて
その状態で履いたことはないが、今見ると意外に良いかもと思ってしまう。
前から見ても茶色×黒バージョンはとても地味な感じ。
あえて点数を付けるなら70点って感じだが
やっぱりブーツの状態がまだまだで綺麗過ぎるんだと思う。
今回はこの玄人っぽい茶色×黒を採用することにした。
ぱっと見で黒とあまり変わってないようにも見えるが
違和感も全くなく、気分的には少し新鮮な印象も受ける。
2019年一番触ったブーツだが、ほとんど自分の足に馴染んでいない状態。
最後に履いたのは確か10年近く前になると思う。
磨き切ったし、紐も変えたし履く準備は完全に整った。