REDWING COLLECTION NO.30
RW-8133 刺繍羽タグ P2第2工場 2002年9月製
レッドウィング8133は1980年代にリリースされた204をベースに
レザーをブラッククロームに変更し、1995年に日本企画としてデビュー。
国内では一度取り扱いがなくなったが、2011年にショップ別注で復刻し
2014年から正規品として再ラインナップされている。
このモデルはスーパーソールと名付けられた
耐摩耗性に優れた軽くクッション性の高いソールを採用しており
現場作業靴として本国アメリカなどで愛されたそうだ。
日本では某検事ドラマ主演が愛用していることで有名なモデル。
スーパーソールは鋳型にブーツ本体をセットし
ウェルトに発砲ウレタンを流し込みソールを成型する手法をとり
レッドウィングス・エクスクルーシブ・ウェルト・システム
またはレッドウィングス・パテンティド・ホックウェルトと言うらしい。
同社主流のグッドイヤー製法と比べ、低コスト化したモデル。
スーパーソールはソールが減りにくいので
ソール交換要らずが売りではあるが、長く使えばどうしても減ってしまう。
以前は構造上ソール交換不可と言うのが一般的ではあったが
リウェルトすれば他のソールに交換可能。
但し工賃は割高で新品一足分近く掛かってしまう。
ちなみにアメリカ本国ではリウェルトせずに
新しいソールを貼ってくれるとのこと。
残念だが日本からの修理は紛失等の理由などから受け付けないそうだ。
8133はアイリッシュセッターではないので、どの時期でも羽タグが付く。
刺繍羽タグは2002年で終了するので、最終期に近い物。
この時期のブラッククロームは茶芯から灰芯に移行しているので
断面やベロ裏はベージュや灰色っぽい色。
羽タグについてはこちら↓
ブラッククロームについては↓
シャフトの刻印「Red Wings」
2011年版以降の物は大文字で「RED WING」になっている。
シャフト上部はクッション性の高いパーツが付属。
近年の物はクッションパーツのボリュームがアップしているようだ。
二枚の革を合わせて縫うスタンダードな方法になるが
上部はハトメではなくフックを採用している。
インソールも軽量化を意識したウレタンラバーの物。
スニーカーを履いているかのような感覚。
こちらの8133はDワイズの物なので若干細くスッキリしている。
廃番になる前の物はDとEの展開があったようだ。
2014年の正規版の初期の物はDワイズを採用していたが
同年後期からEワイズに変更になり、現在に至るとのこと。