REDWING COLLECTION NO.4
RW-8167 半円犬タグ P1第1工場 97年9月製
レッドウィング8167は8166をベースに1995年にリリースされたモデルで
サンドベージュのラフアウトレザーを使用している。
このレザーは現在ホーソーン・アビレーン・ラフアウトと言う名称らしく
自分ぐらいの世代はスエード、もしくはスウェードと言う呼び方が
一般的だったが厳密にはラフアウトとスエードとは別物とのこと。
レッドウィングの国内のプレーントゥは主にDワイズを採用しているが
8167はオイルが少ないレザーで伸びにくい為、Eワイズがメインとなっている。
ラフアウトレザーは個体差による違いが一番大きい素材で
年代により微妙に色味と毛足の長さが違い
90年代の物は濃いめで、やや赤みがかっている物が多いようだ。
丸みのあるトゥはプレーントゥ、もしくはラウンドトゥと呼ばれている。
レッドウィングのモデルでは主にワーク系に良く使われているスタイル。
ラフアウトは履き込むことで毛羽立って来るが、古い物ほど毛足が長い傾向にある。
パーツごとに毛足の長さが違うことは、アメリカ製ではある意味普通で
こちらは比較的毛足が長くなく、全体を見ても割と均一的な個体のようだ。
ラフアウトレザーについては↓
付けれているタグは通称「半円犬タグ」と呼ばれる物の最終モデル。
これはアイリッシュセッターに分類された物に付いたタグで
8167ではリリース初期の1995年から98年製の途中まで採用され
この後の年代は裏側に四角犬タグが付く。
犬タグについてはこちら↓
メンテナンスはスエード用の真鍮ブラシなどで毛足を整える程度。
この薄い色のラフアウトレザーに付いてしまったインディゴの色移りを落とすことは
ほぼ不可能なので、自分は濃紺デニムとは合わせないようにして
履く日も出来るだけ雨の日を避けるようにしている。
ラフアウトもしくはスエードは表レザーの物より通気性が良いので
足が蒸れにくく、真夏でもブーツを履きたい方にはおススメのレザー。
※8167は追加生産されず廃番が決まっている。