REDWING COLLECTION NO.3
RW-8165 刺繍羽タグ前期 P1第1工場 96年2月製
レッドウィング8165は、元々茶色のガラスレザーのモデルで使われていた品番で
その茶色のモデルが廃番となり、空いた品番とスタイルを継承し
レザーをブラッククロームに変更した新8165として1995年にリリースされた。
同型の赤茶の8166などとは違って上部三つがハトメではなく
フックになっているのは、旧8165のディテールを引き継いでいる為。
ちなみに旧8165は後に8160や8134として復刻された物になる。
この年代のレザーはとても硬い上に分厚く、馴染むまでに時間が掛かるが
履き込んで行けば、迫力のある極上の風合いが味わえる。
さらに光沢感が強い物が当たりという意見もある。
刺繍羽タグは1996年途中から2002年頃までに付くタグ。
8165は刺繍羽タグ→四角犬タグ→刺繍羽タグの通りに切り替わり
四角犬タグを挟んで二度刺繍羽タグが付く特殊なパターン。
前期は96年から98年、後期は99年から2002年に分けて区別する。
他には8173、8176、8179も上記のパターンになり、製造年で判別が可能で
8165の場合は97年に切り替わるので、前期は97年製までとなる。
羽タグについてはこちら↓
革の断面が茶色の物は「茶芯」である可能性が高い。
フックの裏は灰色になっているが、問題はブーツ全体をを占める箇所の
バンプ部分やシャフトが茶色かどうかがポイントになる。
ブラッククロームについては↓
直射日光に当てると傷が茶色になっているのが良く分かる。
この風合いを再現した物が、現在のブラック・クロンダイクというレザーになる。
ブラッククロームはこまめなオイルアップがあまり必要ではない革質をしていて
基本のブラッシングに薄くオイルを塗るだけで充分に長期維持が可能。
個人的には表面をコーティングする様な、乳化性クリームでのメンテがおススメ。