REDWING COLLECTION NO.22
RW-8875 四角犬タグ P8第8工場 99年3月製
レッドウィング8875は1996年にリリースされた日本企画モデル。
オロラセットは90年代に入ると赤みが増して行くが
色を見直し、本来のオレンジっぽい茶色に戻すことになる。
96年に赤茶の旧875は薄茶875(犬刻印)として生まれ変わり
赤茶はこの8875に引き継がれた。
日本の90年代からのファンの多くは
オロラセット=90年代中期の赤みの強い物と言う認識なので
8875はレッドウィングの日本市場を象徴するモデルとなった。
現在の赤茶はオロラセット・ポーテージと言う名称になり
8166や8175などの赤茶の日本企画のモデルも
96年製以降は薄茶ではなく、赤茶のポーテージで継続することになった。
四角犬タグ期のオロラセットは個体差が大きく
96年~97年の初期は塗膜が厚く、色味も濃いめの物が多い。
刺繍羽タグに変わる頃もその傾向が強いようだ。
こちらは落ち着いた色合いの正に赤茶と言う感じ。
オロラセットについては↓
ややオイリーな質感なので光沢は控えめ。
しなやかで柔らかく足馴染みが良い革質。
8875の四角犬タグは96年から99年製まで。
初期の物は表に付けられ、通称「表犬」と呼ばれている。
現行の8875や8179などのアイリッシュセッターと呼ばれるモデルは
2018年より四角犬タグが付けられるように変更された。
四角犬タグのプリントタグは1960年代から採用されており
90年代版、現行版は共に80年代の再現になるのだが
現行版の方が当時のデザインの物に近い。
犬タグについてはこちら↓
メンテはレッドウィング純正コンディショナーを使用。
この8875の革質はオイルの塗り過ぎNG。
㊧875半円犬タグ96年製 ㊨8875四角犬タグ99年製
左はオロラセットの赤みがMAXまで行った時期の物。
こうやって比べると赤みに差があるのが分かる。
オロラセットの比較についてはいずれ書きたいと思う。
※オロラセットについて、後にまとめた記事↓