赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

REDWING COLUMN NO.106 レッドウィング ウェルトのメンテナンス ステッチ編

REDWING COLUMN NO.106 レッドウィング ウェルトのメンテナンス ステッチ編

秋に向けてブーツメンテナンスをしたくても、まだまだ万全のコンディションではないということで

今回はウェルトのステッチ部分とコバを合わせた、地味な部類のメンテナンスをしてみた。

この画像はメンテナンス後となっているので、元の状態からの違いを確認して貰いたい。

 

メンテナンスをするブーツは、2002年製の茶色いガラスレザーのプレーントゥ8160。

赤茶や黒でもない落ち着いた色が合わせやすく、所有している中でも比較的着用頻度が高めで

以前に顔料系のアイテムでメンテナンスをしたりと、アッパー部分の状態は常に整っている。

 

遠目だと結構綺麗に見えるけど、アップで撮影するとステッチが結構汚れているのが分かる。

土踏まず辺りは本体が被さっているので、汚れやすいトゥ近辺を意識して行なってみようと思う。

何気にこの汚れを上手く撮影するのが難しくて、今回の中で一番苦戦したところ。

 

用意したのは馬毛ブラシに仕上げ用の化繊ブラシ、買ってからほぼ使っていなかったコバ用ブラシ。

ステインリムーバーよりもレザーに優しい、モゥブレイのステインクレンジングウォーター

カビ予防のモールドクリーナー、オールインワンタイプのクリームエッセンシャル。

汚れ落としの場所によって使い分けようと思い、布切れとは別に綿棒も用意した。

メンテ前は何か億劫だなと思っていても、このツールBOXを開けるとやる気が漲って来る。

ハンディ・クラウン 竹ブラシ 重慶 200mm

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先ずはウェルトなどの細かい部分用のブラシを使い、ある程度の埃などを掻き出しておく。

このブラシには硬い毛質の豚毛が使われていて、歯ブラシで代用しても全く問題ない。

ブラッシングだけで割と落ちるかなと期待をしたけど、汚れ具合に全然変わりがなかった。

ハンディ・クラウン 竹ブラシ 重慶 200mm

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次はステインクレンジングウォーターを布に取って、なるべく本体に干渉しない様に

ウェルトのステッチ部分の状態を確認しながら、擦って汚れを落として行く。

汚れ落としにはステインリムーバーを使っていて、クレンジングウォーターは以前からあったものの

ほとんど使う機会がなかったので、その性能の確認も兼ねて今回チョイスしてみた。

 

ここには以前使っていた乳化性クリームの色に加えて、思ってた以上に多くの汚れが詰まっていた。

このステインクレンジングウォーターは有機溶剤不使用の天然素材から作られてる為

レザーや肌にも優しく、ホホバオイルやオリーブオイルも含まれているので汚れを落とすと同時に

適度な保湿効果もあり、オレンジオイルの爽やかな香りも特徴の商品となっている。

色付き乳化性クリームメインならステインリムーバー、無色だったらこちらが良いかもしれない。

 

大まかに布で汚れ落としをした後は、もう少しピンポイントに行いたいということで

綿棒にステインクレンジングウォーターを取って、頑固な汚れがあれば更に拭き取ったり

状態や場所によっては、トントンと叩く様に細かく使ったりして綺麗にして行く。

ガラスレザーならブラシに直接付けて、丸洗いみたいにシャカシャカとしても良さそう。

 

モールドクリーナーを布に取り、本体とウェルトの隙間部分に塗ってカビ予防。

まだステッチから汚れが浮き出てくるので、その拭き取りも兼ねてぐるりと一周行う。

カビ予防だとモールドクリーナーを使う順番は、汚れ落としと仕上げの間となっているけど

既にびっしりとカビが生えてしまった場合だと、一番最初にこれを使うことになる。

 

ウェルトのコバ部分は汚れ落としで油分が相当抜けたので、その分をしっかりと補う。

使うのは汚れ落としと保湿に艶出しが出来る、毎度お馴染みのクリームエッセンシャル。

ウェルトを意識的に塗り込み、折角なのでそのまま本体も上塗りしてブラシで仕上げた。

コバ部分は硬い毛質の化繊ブラシを使って、入念にブラッシングを行っておいた。

 

ブーツは内部の環境も大切なので、そのまま使っていた布でインソールにも手を加えておく。

ある程度履き込むと靴下の繊維カスや、臭いの元ともなる皮脂汚れも溜まったりするので

そこまでの頻度でする必要はないけど、長期維持には清潔さと軽めの保湿は必須となる。

 

既に綺麗になっていたのは分かると思うけど、左がメンテナンス前で右がメンテナンス後の状態で

ブーツ本体に光沢感を与えるなら、ステッチも綺麗にした方がバランスが良い気がする。

コバの色は濡れた様な濃いめの色に仕上がり、放置していると徐々に左に近付いて行って

ここの色味を見ると大まかなオイルの含有具合と、メンテナンスのタイミングを計ることも出来る。

 

一つ上の画像とは違って左がメンテナンス後で、右がメンテナンス前の状態。

何を使ってもそれなりに綺麗になるだろうし、ここに気を遣う必要はないとは思ったりもするけど

こうやって自分なりのブーツメンテナンス方法として、ひとつひとつ身に着けて行っている。

この後は時間差でもう片方も同じく仕上げて、今回のステッチメンテナンスは終了。

今年はまだまだ真夏の様な日が続くけれど、この8160はいつでもOKな状態に整った。

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