近所メシ第35回 横浜洪福寺松原商店街 テイクアウト編
今回の近所メシは特定のお店ではなくて、商店街を見て回って調達してみることにした。
この洪福寺松原商店街は「ハマのアメ横」の異名を持つほどの活気のある商店街で
地元情報サイトによると、コロナ禍前の年末では一日10万人近くの来客があったそうだ。
自分はドラマ「孤独のグルメ」を欠かさず観ていて、Season2第九話江東区砂町銀座商店街の
様々なお店で購入し、テイクアウトして珍しく事務所で食べる回が特に印象深くて
最近その再放送を見て感化され、年末感のある場所でそれっぽいことがしたくなってしまった。
洪福寺松原商店街は最寄りとなる相鉄線天王町駅北口から徒歩で6分ほど。
横浜駅みなみ西口から20分近く掛かるけど、徒歩でも行けなくはない距離にある。
12:00~18:00は歩行者天国、水曜定休のお店が多いとのこと。
個人的に松原商店街と言えば、マイルドな家系ラーメンで人気な光家ではあるけど
20年以上割と近くに住んでいながら、実は肝心な商店街を見たことがなかったという
なんちゃって地元通なので、ブログを通して改めて近所の見どころを堪能している。
孤独のグルメの五郎さんがお惣菜や食材をハンティングしていることから連想して
この日のアウターは、かつてハンティング用にも使われたバッファローチェックのCPO。
五郎さんの名前にちなんで胸元にゴローズ(一つ別の物が付いている)も着けてみた。
記事にするほどではないけど、最近買った無印のボアフリース素材のネックウォーマーは
一度着けると温かさと心地良さから手放せなくなって、部屋用にも追加してしまった。
自分の場合その日のコーディネートは、先ず履く靴のタイプから決めることが多い。
今回はお惣菜ハンター=ハンティングブーツとして愛されたレッドウィング875に始まり
着る服もそれに付随した物や、雰囲気的に近いアイテムを選んで合わせたという感じ。
不思議に思うかもしれないけど、妄想のようなところから固めて行く感じがたまらなく楽しい。
この875もだいぶピンクっぽくなっているので、オイル入れのタイミングが来ている。
光家側からだと閑散としていそうだけど、奥へ進むと平日の午前からかなりの盛況っぷり。
八百屋さんが空の段ボールを店の屋根にぶん投げていたりとか、昔見たことがあるような
威勢の良さや懐かしい雰囲気が感じられて、初っ端からテンション上がりまくりだった。
ここからは何となく撮影した画像をダイジェスト的に載せてみた。
平成初期や昭和の時代のような雰囲気の商店街が、横浜の傍らに生き生きとして残っている。
自宅から歩いて行ける距離なので今後もここを利用しない手はない。
今回はスルーしたけど、立ち飲みが出来る焼き鳥屋に今っぽいグルメバーガーのお店。
食料品だけではなくて、下町の問屋みたいな衣料品店もかなり賑わっていた。
自宅にこたつは無いんだけど、やっぱり冬はこたつでみかんだよなと改めて思わされた。
ここでお腹が空いて辛抱たまらず、右上のお店でコロッケを買い食いしてしまった。
店頭でやたらとラー油を推しているところは、商店街公式マップに記載の無かった新店。
右上の靴の箱を積んでディスプレイする仕方は、正にアメ横とか、ザ商店街いうイメージで
水曜どうでしょう初期の「雪面の飛び魚」みたいな靴は、思い出すとどんどん欲しくなって来る。
今回はサランキムチ、シャトレ・キムラヤ、武居商店、京町屋食品の四店舗で購入。
30分ぐらいでさっと帰宅するつもりが何だかんだで一時間以上見て回ってしまった。
特にタレとドレッシングの専門店の武居商店は気になる商品がいくつかあったので
また別の機会にじっくりとテイスティングさせてもらってから購入しようと思う。
その松原商店街で購入した物は、左上からニラキムチ550円、ガーリックラスク291円。
辛旨ラー油280円、マカロニサラダ160円とアジフライ弁当470円の計5(本当は6)品。
ガーリックラスクとラー油は晩酌用ということで、この日のお昼はこんな感じになった。
アジフライはいくつかのお店で並んでいて目に付いたのでメインだなと早々に決定。
単品で買って、おにぎりか他のお弁当にトッピングするのも良いなと考えたけど
京町屋食品のアジフライが一番美味しそうに見えたので、このお弁当をチョイスした。
アジフライを久々に食べたけど、身も分厚くて冷めてもしっかりと美味しい。
アジフライにはソースな方が多いと思うけど、自分はソースと醤油のどちらでも良い派で
他のお店でも買って、もう一枚は醤油で食べるのもアリだったなと後から思ってしまった。
今回の中で一番の当たりは、サランキムチで購入したニラキムチ大体250g入り。
本場韓国のキムチらしく、ガツンとニンニクを効かせたパンチのある味付けなんだけど
旨味と甘みが特に際立っていて、塩味や酸味はほとんど感じないタイプ。
一口食べるとご飯とかビールで追い掛けたくなるけど、自分の中では漬物というよりも
素朴な食材のお供や調味料にしたくもなるような印象で、これでニラ玉を作りたくなった。
晩酌でニラキムチと辛旨ラー油を確かめたくて、松原商店街チョイスの第2ラウンド開始。
毎年金麦のキャンペーンで少しずつ集めている金麦のお皿軍団を使ってみた。
今回のおつまみは大味な物が並んでいるけど、いつもはこれ以上に質素な日が多くて
特にこの中では、ガーリックラスクがデザートのようなポジションに見えなくもない。
ラスクはビールとの相性は抜群だったけど、コーラと合わせて食べるのも絶対良い。
刻んだきゅうりと豆腐にニラキムチを乗せて簡単晩酌お通しセット。
さらにレンジで加熱して水気を切ったもやしに合わせて、簡易的なナムルも作ってみた。
辛旨ラー油は市販の食べるラー油よりも、辛みを強くして酢をブレンドしたような感じで
もやしに合わなくはないけど、常備しているホットもやしソースの方が数段上回っていた。
この辛旨ラー油は武居商店の新商品だったらしく、後日餃子のタレとして使ってみたところ
確かにこれはイケると思ったので、いずれ別の機会にまた取り上げるかもしれない。
松原商店街にはどんなお店があるかを、事前に軽くリサーチしてから行ってみたけど
孤独のグルメを意識した割に、品数が少なかったり冒険出来なかった感じが残っている。
そもそもあんなにたくさん食べられないので、五郎さん感を出すのはなかなか難しいけど
次はもう少し踏み込んだような、お惣菜チョイスのリベンジは必ずしたいと思う。