ふと親子丼が食べたくなって、おつまみ用の冷凍の焼き鳥を使えるのではと思い
電子レンジ調理だけで簡単に出来る本格風な親子丼を作ってみた。
自分でもここまでのクオリティーになったのは驚きを越え、感動に近いものがあって
贔屓目無しでもレトルトを数段上回り、コンビニ並みかそれ以上になっていると思う。
以前は休日にする料理が趣味であったり、ストレス解消としても役立っていたけど
食生活を見直すダイエットを始めてから、料理らしいことはあまりしなくなってしまい
どうやら料理ネタの記事は昨年夏のコーヒーゼリー以来になったらしい。
冷凍の焼き鳥はお酒のおつまみとして購入している、伊藤ハムの炭火焼やきとり。
冷凍特有の臭みをほとんど感じず、これに出会ってからコンビニで買うことは無くなった。
自宅からは若干距離があるけど、オーケーに行けば必ずまとめて購入していて
5本入り200グラムでオーケー会員価格は300円ぐらい(現在は値上がりしているかも)。
親子丼に使うのは醤油だれの方で品質はこんな感じ。
一応塩でも作ってみたけど、塩味の角が立つような感じで全然美味しくなかった。
※何故か伊藤ハムのHPに商品情報がなかったのでオーケーのオンラインショップから。
一人前として用意したのは、冷凍焼き鳥の醤油だれ3本、醤油、味の母、ほんだし。
定番の玉ねぎを焼き鳥らしく長ねぎにして、白い部分50グラムに卵2個、ご飯適量。
もちろん玉ねぎでも良いし、出来れば三つ葉なども用意しておきたいところ。
この「味の母」はOTSHOKOPAN (id:ot_nail)さんという方が紹介されていて購入したもの。
料理酒とみりんを合わせた万能調味料で、これ一つあれば二つ揃える必要無いのが嬉しい。
SHOKOさんは自分とは全く違うジャンルの、美や食を極めるブログを書かれているけど
生活圏がかなり近いこともあって、普段から交流させて頂いてる方の一人。
焼き鳥は串から外しやすいように予めレンジで1分ほど加熱しておく。
水、醤油、味の母をそれぞれ大さじ一杯ずつ入れ、さらにほんだしを少々加え割り下を作る。
焼き鳥からも味が出るので、割り下はあっさりめにした方が良いと思う。
先程作った割り下に生卵を加えて掻き混ぜ、その中に焼き鳥を投入する。
タレがしっかりと溶け込んで馴染むようにざっくりと混ぜ合わせる。
さらにネギを加え、バラバラにならない程度に混ぜ合わせる。
後はラップを掛けて電子レンジで加熱する。
500ワットで1分ずつ様子を見ながらしたところ、3分ほどで一気に卵に熱が入る。
固まった感じが欲しかったので、さらに30秒×2の計4分ほど加熱して終了。
予め用意しておいたご飯を入れた丼に盛り付けて完成。
このご飯に乗せるところはなかなか緊張したところ。
少し色味が寂しかったので、ネギの青っぽいところを加えてみた。
電子レンジだけで作ったとは思えないほど、良い感じのルックスに仕上がった。
即席のわかめスープを加えても、一人分のコストはたぶん300円ぐらいのはず。
やはり自宅でお昼ご飯を食べる時はなるべく手軽で安く済ませたい。
自分はファッションや趣味への出費も割とある方なので、基本食事は質素にしていて
ランチで1000円以上みたいなのは月に数回あるかないかってぐらい。
レトルトだと肉がぼそっとしているけど、これはぷりっと感やジューシーさがあって
予め炭火で炙られた焼き鳥の香ばしさと、卵の程良いトロトロ感も絶妙。
味付けの優しい甘みと塩味のバランスもちょうど良くて、これはかなりイケる。
焼き鳥の小振りなサイズというのが、また食べやすいポイントかもしれない。
卵の端の方はしっかりと固まり、中は柔らかめという理想的な加減。
ラーメン用の深めのどんぶりを使って加熱したのが功を奏した様子。
どんぶりの良かった点のもう一つは、底の方は完全に熱が入らず卵が液状で残ること。
卵メインで作っていることで、タレ味の効いた卵かけご飯のような味わいになっていて
この加熱用のお皿選びや、加熱時間の調整はかなり奥が深そうだ。
七味が無かったのであらびきのブラックペッパーで味変してみた。
これも自宅ならではの、なかなか乙な食べ方になったかもしれない。
缶詰の焼き鳥でも当然作れるけど、出来は焼き鳥選びが重要になっていると思うので
この冷凍の焼き鳥との出会いは、自宅で手軽に食べる料理の幅が相当広がった。
もっと軽くするならご飯を蕎麦やうどんにして、親子そばや親子うどんにしたり
茶わん蒸しに使うとか、他のメニューとして簡単にアレンジ出来そうなのが嬉しい。
さらに手を加えて何か出来ないか、もう少し考えてみようと思う。