
今回のお気に入り武居商店シリーズは、2025年3月から販売が開始された濃厚担々麺の素。
このたれをお湯と合わせるだけで、本格的な担々麺や担々鍋のスープが作れてしまうという物で
ラーメンに使うと3人前+αの容量330ml入り、武居商店直売所価格は税込み700円となっている。

武居商店は明治5年に創業した横浜の液体調味料専門メーカーで、プロの飲食店向けと合わせて
近年は一般層への商品にも力を入れ始め、横浜南部市場には直売所を構えて絶賛販売中。
この直売所はネット販売価格よりもお手頃な上に、商品の味見が出来るのが最大のメリットで
市場の他店と同様に水曜定休、時期によって多少の前後はあるものの9時~17時までの営業。

同じく横浜南部市場内の武居商店が運営する、マルキュウ麺食堂の担々麺は本品を使用していて
この担々麺のスープの要望が多かった為、使いやすいサイズにパッケージ化をして販売とのこと。
プロ仕様の中華麺も直売所で購入可能で、これが自宅で再現出来てしまうのは贅沢だなと毎回思う。

濃厚担々麵の素をお皿に出すと、辛みのあるオイル成分と旨味の濃い味噌だれが合わさっている。
麻辣醬のピリッとした程良い痺れ加減と軽い酸味に、胡麻は風味として主張し過ぎないように香り
担々麺の味としてしか形容出来ないのだけれど、四川料理らしい深みのある味わいになっている。
このたれをスープだけでなくて、炒め物の味付けとして活かすのも店員さんおすすめの使い方。

やはり担々麺のトッピングとなれば肉味噌が必要ということで、豚挽き肉を用意してフライパンで作る。
挽き肉200gに対して味付けはたれのみを大さじ4杯ほど加え、油は使わずにポロポロにしてみた。
淡白であっさりとしてそうだけど、しっかりとした味付けに辛みもあって、これだけでご飯が進む。

作った肉味噌とトッピングに白髪ネギ、チンゲン菜の代用として冷凍のカット済み小松菜を用意し
もちろん担々麵の素に合わせるのは、マルキュウ麺食堂と全く同じ製麺所特製の業務用生中華麺。
画像にはないけど仕上がりの見栄えが良くなるように、糸切の唐辛子と胡麻も用意しておいた。
※2024年秋頃から生中華麺は金沢区の製麺所に変わり、現在は5玉入り税込み600円となっている。

担々麺一人前に使用するたれは100gほどで、合わせるお湯は300mlの希釈率は4倍になり
その割合でぴったり合わせると、原液のままの味噌感はなくなり綺麗な朱色のスープに変わる。
冷蔵庫で保管した使いかけだとややぬるくなるので、レンジで加熱するなりして適温にしたい。
そこに茹でてしっかりと湯切りした中華麺を投入し、スープの中にざっくりと泳がせておく。

表面を赤く覆う辛みのある唐辛子オイルの下には、これぞ王道の担々麺というコク味噌スープ。
商品名に濃厚と付くだけあって、すり胡麻やにんにくなどのペーストでややとろっとした感じになり
辛みは勢い良く行くと若干咳き込むぐらいで、鼻水と汗がじんわり出て体感3.5~4辛というところ。
リニューアルされた麺は縮れ具合がやや強まっていて、この担々麺のスープがしっかりと絡み
素ラーメンでも物足りなさはないので、先ずは軽く味わっておいてからトッピングカスタムをしたい。

仕上げに用意しておいた肉味噌などの食材をトッピングし、某ラーメン付属の切り胡麻を振り掛けて
糸切り唐辛子を最後にちょこんと乗せれば、お家ラーメンとしてはかなり立派な担々麺の完成。
一杯当たりのコストは400円程度というところで、ほぼほぼは担々麵の素と中華麺が占めている。

担々麺の画像を検索して良さそうなのを真似して、それっぽい感じになるように盛り付けてみた。
ラーメンのトッピングは3種類あるとそこそこの充実感があり、更に増えると見た目が映える感じで
大して頑張っている訳ではないけど、お家ラーメンも徐々にレベルが上がって来ているのが嬉しい。

担々麺の素で作った肉味噌をスープに溶かすと、ふわっと広がり味噌感と濃厚さマシマシで味わえる。
分離がしやすいスープ上層の辛みを感じる刺激的な部分と、胡麻の風味などの旨さのある味噌系の
その両方がしっかりと混ざるように、なるべく底の方から麺で掘り起しながら絡めて食べたい。

次は担々麵の汁なしバージョンということで、担々麺の素大さじ3杯にお湯大さじ2杯を入れて混ぜる。
先程の汁ありのスープの希釈率よりも濃いめな為、こちらの方がより味噌感の強いたれになり
そこに湯切りした温かい中華麺を加えて、この段階でしっかりと混ぜてたれを絡ませておく。

汁ありと同じようにそれぞれの具材をトッピングすれば、本格的な汁なし担々麵の完成。
担々麺の素を使う量が抑えられるので、汁ありバージョンよりも少しコストが抑えられる。
これも自分で作るお家ラーメンとしては、なかなか良い感じの出来栄えになって来ているかも。

予め茹で上がりの麺としっかり混ぜておいたので、ほぼ均一にたれが絡んでいるので食べやすく
汁あり版よりもこちらの方が胡麻の風味が強くなっていて、辛みの刺激よりも旨さが際立っている。
希釈率は1.5~2倍で大体良い感じだけど、たれの総量はもう少し多めで汁感があっても良いのかもと
だいぶ気温が上がって来たので、次回は麺を冷水で締めた冷やし汁なし担々麵にしてみようと思う。

担々麺のトッピングで肉味噌の次に多そうなのが、ニラ玉ということで作って合わせてみた。
担々麺のスープの赤い色とニラ玉の色味が、ラスタカラーのようになってシンプルながらも良い感じ。
今回は卵2個とニラは1/2束ほどを使い、味付けも香り付けも一切無しのどシンプルにしてみたけど
ごま油を使ってより香ばしくしたり、スープ全体を覆うように増量するとお店っぽくなりそう。

辛い担々スープとシンプルな玉子炒めが相性良い上に、ボリュームもだいぶ増して満足感があり
上手いことスープを吸収してマイルドにしてくれるので、辛いのが苦手な方も挑戦しやすいと思う。
このスープを吸ったニラ玉をご飯に乗せて、汁だくにして食べるのも最高だろうなとも思ってしまう。

中華麺を食べ終えて残ったスープに、冷凍のうどんと水餃子を加えてちょいアレンジお代わり。
そのままだと見た目が少し寂しかったので、冷蔵にあった小ネギを刻んでトッピングしてみた。

これも割と担々スープの王道パターンというだけあって、うどんと水餃子の相性はばっちりで
中身が少なくてチープな冷凍水餃子は麺の代わりになるし、うどんとスープの絡み具合も良い感じ。
ワンタンや加熱した餅も良さそうだし、これからの季節はそうめんのつけ汁にするのもアリだと思う。

そして武居商店の直売所の方がおすすめアレンジの、豚の挽き肉とニラもやしの炒め物。
豚挽き肉100gを油を使って炒め、味付けに担々麵の素大さじ1.5杯を加え、そこにもやし200gと
ニラ半束ほどを入れて、担々麺の素大さじ1杯を追加し、全体にささっと火を通して馴染ませる。

味付けは濃厚担々麺の素のみで作れてしまう、ピリ辛挽き肉ニラもやしスタミナ炒めの完成。
2辛ぐらいのピリッとして後引く辛さと、胡麻の風味が香ばしい旨味の濃い味噌系の味付けは
ご飯のおかずとしてはもちろんのこと、ビールやハイボールなどのお酒のおつまみにもぴったり。
ストレートでたれを使うと、担々麺のスープの時とは印象が違って来るのが面白いところ。

シンプルな食材で調理も短くて簡単なのに、家庭料理とは一味違ったプロっぽい本格的な仕上がりで
この味を再現する為に調味料を用意するとしたら、一体いくつ必要なんだろうかと考えてしまう。
とにかくこれで野菜炒めのレパートリーが増え、また一つ便利なたれを入手したなと嬉しく思う。

ラストはこのピリ辛挽き肉ニラもやし炒めを使った、鶏白湯ラーメンのトッピングアレンジ。
この濃厚鶏白湯の素も同じく武居商店の商品で、お湯に溶かすだけで鶏白湯スープが作れてしまう物。
鶏白湯の素もラーメンや鍋のスープに炒め物の味付けにも使え、特に女性の方にファンが多い印象。

鶏の旨味と甘さが際立つ白いマイルド系スープに、パンチのある担々麵の素の辛味噌が溶け出して
武居商店濃厚たれシリーズが合わさった、スタミナ系ピリ辛鶏白湯ラーメンに早変わり。
これは鶏白湯のみを味わってからでも良いし、トッピング炒めを最初からがっつり混ぜてもOK。

この濃厚担々麵の素もリピートが決まり、自宅冷蔵庫の中は武居商店のたれの占有率が益々増加中。
王道トッピングの担々麵は最早いうことないし、挽き肉とニラもやし炒めも相当レベルが高くて
ラストの鶏白湯トッピングは個人的に気に入った使い方で、他の即席麺の時にもやってみるつもり。
満足感のある出来と料理の幅の広がりが楽しくて、武居商店を使い始めてもう彼是2年半ほど。
