REDWING COLUMN NO.35 レッドウィング ペコス8168,8169廃番
レッドウィングのペコスブーツ、8168と8169の廃番が決まったそうだ。
ラフアウト8168、ブラッククローム8169は共に1996年デビューのモデル。
今年の秋冬用に追加生産はしていなかったらしいので
現状の在庫が無くなり次第終了となる。
廃番の理由は、単純に言えば売れ筋モデルではないと言うことだが
二十数年も展開していれば、消費者に充分に行き渡ったと判断して
この辺りで製造を打ち切ったと言うことのようだ。
ブラッククローム8169、97年3月製。
レザーの断面が茶色く、表面が傷付くと茶色くなる所謂茶芯。
ウェルトの淵が茶色っぽい色の物は8169、8179などの初期に見られる。
ラフアウトスエード8168、97年10月製。
8168初期に見られる毛足が長く、色が濃いめのラフアウト。
現在のタン・ブルハイドはこの時期の風合いを再現した物。
ラフアウトと黒のペコスは農作業や石油関連などの
労働者に愛されていたモデルが古くから存在していたが
当時の日本のレッドウィングブームに乗って
8168のソール違いのモデル↓
アメカジファッションの中でもネイティブ系やバイカー系に人気のペコス。
レッドウィングファンでも好みが分かれるモデルだが
男性よりも女性の方がファンが多い印象。
折角なのでジーンズも変えて、ブーツインバージョンも撮影。
子供の頃に履いていた長靴を思い出すブーツの丈の長さ。
もっと細いシルエットのジーンズの方がカッコ良いかもしれない。
ペコス8168と8169はデビューから今年で23年。
90年代のレッドウィングブームを支えたモデルが役目を終える。
ラフアウトプレーントゥの8167も既に廃番が決まっているが
このラフアウトスエード素材は近年ニーズが特に減っているらしく
展開モデルの縮小と言う方向になっているそうだ。