REDWING COLLECTION NO.1
RW-875 犬刻印 P8第8工場 96年12月製
レッドウィング875は1950年代中頃より現在も続くモデル。
年代により原材料が変わり、色が違うのが特徴的である。
1990年代に入り、オロラセットは赤みが強くなって行くが
96年にその色味を見直した物が、このモデルになる。
昔ながらのオレンジがかった茶色はオロイジナルと呼ばれ
現在はオロレガシーと言う名称になる。
このレザーは油分が強く、オイルアップですぐに黒ずむ。
長期放置すると黒カビも出やすく、保管が難しい部類の革質。
真鍮のハトメは周りの油分や水分に反応し、緑青が発生しやすい。
犬刻印の生産は96年から97年の実質一年程。
今でこそ中古でも人気はあるが、当時の日本では評判の悪かったモデル。
日本のファンはオロラセット=赤茶と言う認識がとても強く
このモデルチェンジは受け入れにくいところがあった。
犬タグや犬刻印、オロイジナルについては↓
メンテはレクソルコンディショナーで、ややマットな感じに仕上げている。
ひもはベックマン等に使われる蝋引きの物に変更。
この875は高校生の時に初めて手に入れたレッドウィング。
当時買った物で手元に残っているのはこれ一つだけ。