赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

Danner ダナーライトブラックのメンテナンス2024年版

Dannerの定番モデルとなる、ダナーライトⅠブラックのメンテナンス編2024年版。

2024年の締めの記事はその年の中で、着用頻度が一番高かったブーツのメンテナンス。

以前投稿した記事とは内容を変え、ダナーライトブラックのメンテナンス2024年版として

今年新たに加わったアイテムや、個人的に最近ハマっている方法で行ってみることにした。

 

これは某家系ラーメン店の入店待ちの時の画像で、防寒性もそこそこあるのがこの時期には嬉しい。

ちょっとお出掛けのつもりが想定外に歩くことになったり、急な悪天候にも対応出来るということで

ここ数年はこのダナーライトブラックを選ぶことが、購入当時よりも格段に多くなっていたりする。

数㎞程度なら何を履いてもあまり変わらないけど、10㎞超えとかになると足の疲れ方が違う。

 

普段は新聞紙を内部に詰めて保管し、着用後は部屋に持ち込む前に除菌シートでアウトソールを拭き

ライニングの特に汗が留まりやすいつま先を狙って、ファブリーズを吹き掛けてリフレッシュさせ

その後は室内で数日放置し、全体をブラッシングをして、新聞紙を詰めて保管という流れ。

 

今回のメンテナンスに用意したのはこれらのアイテムたちで、一応使ってみたシューキーパーに

埃落としや仕上げのレッドウィングの馬毛ブラシ、使い勝手の良いハンドルタイプのジャーマンブラシ。

拭き取りなどにはスコットのショップタオル、後はモゥブレィのステインクレンジングウォーターに

カビ予防のモールドクリーナー、そしてメインアイテムはサドルアップのレザーエイジングスプレー。

 

紐を外してシューキーパーを入れて、基本のブラッシングからメンテナンス開始。

始める前には少し億劫でも、一旦紐を外すと覚悟が決まるというか、やる気に満ちて来る。

紐を外してのメンテナンスは4年振りとなったものの、羽根の内側には埃が溜まっていなかった。

余談ではあるけれど、このパーツの意味合いからしたら羽根ではなくて羽な気がする。

 

古い油分の除去と汚れ落としには、ステインクレンジングウォーターとジャーマンブラシのコンビ。

ステインクレンジングウォーターをジャーマンブラシに直接落としてつかうのが、鉄板になりつつある。

ステインクレンジングウォーターは泡立ちがとても良いので、簡易的な丸洗い用洗剤にもなり

ブラシを使うことでシワや毛穴から汚れをかき出しやすく、何より作業していて気持ちが良い。

屋外での趣味に使用するブーツなどの場合は布に取って使うよりも、こういうブラシの方がおすすめ。

 

履き口からコバ部分の下のミッドソール辺り、そしてナイロン部分もシャカシャカと汚れ落とし。

一見泡だらけで不安になるかもしれないけど、すぐに揮発して落ち着くので室内でも作業は可能。

 

泡をショップタオルで拭き取ってみると、思った以上に汚れが浮き出て来ている様子。

ナイロン部分はショップタオルの汚れていない面に、少し水気を加えて拭き取っておいた。

後は汚れが落ち着くまで何回か繰り返して、古い油分の除去と汚れ落としの工程は終了。

 

汚れ落としが終わっただけでも、レザーがしっとりとした手触りになって潤っているのを感じる。

このステインクレンジングウォーターには、天然由来の数種類のオイルが配合されている為

汚れを落としてさっぱりしながらも、下地のようにほんのりと油分を補ってくれる効果もある。

 

外した紐もショップタオルで軽く水拭きして、ラックなどに吊るして干しておく。

ブーツ本体のナイロン部分もだけど、繊維のカスがほとんど出ないので使い勝手が良い。

 

ステインクレンジングウォーターの水気が落ち着くまで室内でしばらく陰干し。

ダナーライトカーキの方は今年履いたような、履いていないような記憶がちょっと曖昧。

 

結局そのまま翌日まで放置してしまい、カビ予防の工程からメンテナンスの再開。

ショップタオルにモールドクリーナーを吹き掛けて、ステッチダウンで水の留まりやすい部分と

そこを繋いでいるミッドソールぐらいまで、ぐるっと一周すり込むように塗布しておく。

アッパーは特に必要なさそうだけど、羽根の内側の部分だけついでに行っておいた。

メインアイテムのレザーエイジングスプレーを使うので、ブラシも持って屋外へと移動。

レザーエイジングスプレーは防水と保湿効果が付与出来て、様々なレザーに対応した便利グッズで

一般的なレザーからラフアウトレザーなどの起毛素材、ダナーのようなナイロン素材にも使用可能。

缶を振らずに20cm以上離して、濡れた感じになるまで全体に万遍なく吹き掛ける。

ラフアウトに使った時は浸透して行ったけど、このレザーには膜を張るように揮発する感じ。

 

やっぱりレザーとナイロン部分を使い分けずに、これ一本で済ませられるのは相当大きい。

つい楽しくなって多めに吹き掛けてしまって、すぐに使い切ってしまいそうな勢い。

 

スプレーの濡れた感じも収まったので、ブラッシングをして紐を通せばメンテナンス終了。

ダナーライトブラックに関しては機能性重視で、見た目についてはどうこう思うことはないんだけど

何だか妙にカッコ良く見えて来てしまい、男前度がいつもより数割増しな気がする。

 

乳化性クリームで与えたような上品な光沢があるものの、手触りはかなりさらっとしていて

埃が目立ちやすいこのレザーの質感と、レザーエイジングスプレーの相性が良さそうに思える。

スプレー直後の嫌な臭いもすぐに消えて、レザーとナイロン部分共にほぼ無臭という仕上がり。

 

ブーツメンテナンス系でここまでNEWアイテムがガチっとハマったのは、あまりなかった気がするし

このレザーエイジングスプレーの充実っぷりは、ダナー純正以上にぴったりなんじゃないかと思う。

今までのダナーライトのメンテナンス方法は、あくまでレッドウィングのブーツの延長線上であって

正直言ってしまうとしっくり行っていなかったので、これでようやく自分なりの方法を確立出来た。

また来年もこういうマルチな性能で、使い勝手の良い便利なアイテムを入手出来たら嬉しい。