REDWING COLLECTION NO.20
RW-8268 PT91 プリントタグ P1第1工場 95年4月製
レッドウィング8268はブラッククローム2268をラフアウトレザーに変更し
1980年代終わり頃にショップ別注モデルとしてデビューした。
1991年からはレッドウィング日本正規品番としてラインナップされ
国内の有名アーティストも多数愛用している人気モデル。
8268の旧モデルにはアンクルストラップが低く付けられているのが最大の特徴で
この仕様の物は通称「低ベルト」と呼ばれている。
他のエンジニアブーツと同様にこの時期はシャフトも細い作りとなっていて
2018年にリリースされた9269は8268の初期の頃を復刻したモデル。
この年代のエンジニアブーツはシャフトが細い作りで
着脱はしにくいけど見た目がスマートでとてもカッコイイ。
シャフトが太くなるのは2006年頃からになる。
色味はやや赤みのある濃いめの色合いのラフアウトレザーもしくはスエード。
毛足はやや長めで、2000年代に入ると全体的に短めになる。
ラフアウトレザーについては↓
薬品やオイルに強い純正のネオプレーンコードソール。
滑り止めなどの為に紐状のナイロンの繊維を混ぜられていて
年代が古い物はこの紐状の物が多く含まれているとのこと。
ヒールは金属パーツが見えているので替え時が来ている。
PT91プリントタグは96年途中まで使われ、同年から刺繍の物に切り替わる。
PT=Protective Toe、ANSI=米国規格協会の略となっていて
スチールトゥなどの安全靴に定められた規格で「91」はその規格年。
羽タグについてはこちら↓
90年代後半まではこのやや平らなバックルを使用され
現在の物は少し厚みが増しているようだ。
Texon社の段ボールや厚紙のようなインソール。
2008年頃から革のインソールに変わったとのこと。
パンツの裾からベルトが見せられる様にデザインされていて
右の2268の通常位置と比べて一個分ぐらい低く付けられている。
この仕様は2003年頃までとのこと。
8268のメンテナンスは真鍮ブラシでブラッシング。
スエードのエンジニアはシャフトがくたっとしてしまいがちなので
定期的にする必要はないけど、丸洗いすることで形を整えることが出来る。
長期保管の際にはブーツ内部に物をしっかりと詰めておきたい。