REDWING COLLECTION NO.21
RW-8169 刺繍羽タグ P1第1工場 97年6月製
レッドウィングペコスブーツ8169は赤茶866をベースに
ブラッククロームに変更したモデル。
ラフアウトレザーの8168と同時に1996年にリリース。
古いモデルに原型とも言える黒いペコスがあったので
そちらをソール変更した物とも言える。
1996年当時は875や8179などのアイリッシュセッターの大ブームで
この8169は現在も続く定番モデルになった。
トゥボックスは小さめ、ややシュッとした感じ。
ウェルトの断面の着色が甘い初期タイプの作り。
8169の刺繍羽タグは96年~2002年頃まで。
97年~99年は四角犬タグに変更になるモデルが多いが
8168と同様でこちらはタグの変更は無し。
生産初期の96年途中まではプリントのタグが付く。
羽タグについてはこちら↓
断面は茶色、この年代は比較的茶色の物が多い。
これ以降は断面が灰色っぽくなり、革質は柔らかくなって行く。
光沢は控えめで固めの革質、シャフトには細かいシワが見られる。
手入れ不足が理由ではなく、元の革質によるものが大きい。
この感じは同年代のブラッククロームで見掛ける。
ブラッククロームや茶芯については↓
「1 75E 697」の刻印。
「75E」=7ハーフ Eワイズ、「697」=97年6月製。
「1」はP1のことになるのだろうか?
こう見ると黒の奥の茶色が透けて見える様な感じ。
8165の96年製と似たような質感。
メンテはシャフトが柔らかくなり過ぎないようにクリームを塗布。
部位で塗る物を代えるか、頻度の調整も良いかもしれない。
※8169は追加生産されず廃番が決まっている。