
REDWING COLUMN NO.122 レッドウィング レッドベッド フットベッド
今回はレッドウィングの純正インソール、品番96388「レッドベッドフットベッド」を購入した。
レッドベッドの特徴としては、四層構造をした衝撃吸収効果のある厚手のカップインソールとなり
割とここ最近?足裏に触れる面の仕様が変更変されたらしく、2025年末現在の価格は税込み3080円。

レッドベッドの購入先は今年4月にオープンした、マークイズみなとみらいのレッドウィング直営店。
欲しいサイズが並んでいなかったところ、ダメ元で聞いてみたら箱無しでOKならと出して頂けたり
半ば思い付きで撮影しに行ってミニブラシを入手とか、近所に直営店があるというのは非常に便利。

現行レッドベッド96388は完全なリニューアルではなくて、以前の仕様と品番に戻った形となり
いつか使う時が来るかもしれないと、2010年頃に購入していた当時の未使用の物が手元に残っている。
日本国内で展開されているのは、Sサイズ相当の7がUS5.0~6.5、Mサイズ相当の8がUS7.0~8.5
Lサイズ相当の10がUS9.0~10.5、XLサイズ相当の12がUS11.0~13.0のやや幅を持たせた4サイズ。
ちなみに本国アメリカでは6~15までの、各1サイズ刻みでラインナップされているとのこと。
レッドベッド フットベッド目次
レッドベッド フットベッドのディテール

今回購入した現行レッドベッドは箱無しなので、以前のパッケージの方を取り上げて翻訳してみる。
・4層構造:湿気を管理するファブリックカバー、アギオン(もしくはAGイオン)自然の抗菌剤
-衝撃吸収ウレタンフォーム
-ヒール&モーションラップアラウンドスタビライザー(踵や足を包み込むような一体感とダイナミックな動きをサポートする設計)
-ヒールストライクジェルエラストマークッションパッド(踵部分のジェルはゴムのような弾力性のクッションパッド)
・通気孔
・足の甲をサポートして支える
・アーチサポート(土踏まずに沿った内側縦方向の補正)
・設計された踵の形状は衝撃をコントロールする
ヒールストライクジェルとか、固有名詞っぽい単語などを自分なりに要約するとざっとこんな感じで
ディスプレイ的に目に入る場所にずっと置いてあったのに、ここまで読んだことはたぶんない。

続いて上記と重複する画像入りのパーツの解説と説明書き
・ヒール&モーションラップアラウンドスタビライザー
・ヒールストライクジェルエラストマークッションパッド・通気孔
・アーチサポート
説明書:
最良の結果を得るには、既存のインソールまたはソックライナーを取り外し、レッドウィングフットベッドに交換してください。フィット感を高めるためにつま先をハサミでトリミングします。最適なフィット感を得るには、靴紐を完全に外し、インソールを挿入し、足を靴の中に入れます。手洗いして自然乾燥させてください。機械乾燥はしないでください。
着用後は足の汗の湿気が内部に留まってしまい、換気の為に毎回取り外すことが推奨されている。
それとウレタン素材を使用している為、いずれ加水分解により硬化したり粘着化する可能性があり
入れたまま長期保管すると、最悪の場合ブーツにも影響を及ぼす恐れがあるので外しておきたい。
当然インソールを入れた跡が残るということで、これに関しては入れない派だと気になる要素。

そしてレッドベッドの現物を見て行こうということで、補足として重量や長さを測ってみた。
自分が購入したMサイズは全長28cm、底面27.5cm、親指母指球辺りの最大幅9.3cm、ヒール側7cm。
重量は片足あたり82gほどと、インソールとしてはやや重みがあり、レッドウィングの定番モデルの
8サイズ辺りは700~800g程度なので、レッドベッドを入れると1割増加するという計算になる。

旧モデルのスエードから表面が変更され、凹凸感のあるメッシュ状のスポーティーな素材を採用し
旧パッケージにあるアギオンと変わっていなければ、抗菌消臭効果が備わっているとのこと。
つま先側には通気の為の小さい穴が八つあり、踵にはお馴染みのレッドウィングのロゴマーク入り。
レッドウィング公式で見るレッドベッドと、現物とではロゴマークの向きが違うのは少し注意。

踵側にやや厚みを持たせたカップインソールで、包み込むような形状と土踏まずの部分を支える
立体的な作りをしていて、フラットなインソールとは足を乗せた瞬間に全く別物だと理解出来る。
こういうディテールの解説や、別角度からの画像は公式でもしっかりと見せた方が良いかなと思う。

続いてはこだわりのポイントが満載だったことに、長年気付いていなかったという裏側を見て行く。
先程の表側の素材を始め、底面のメインの黒いウレタン素材、強度のある赤いプラスチックパーツ
そして灰色をした踵の衝撃吸収素材が加わるという、これらの計4素材からなる4層構造のインソール。
3層とかは割と普通だと思うけど、構造を理解出来るとその値段も納得してしまうかもしれない。

レッドベッドのウレタン素材はスポンジみたいな感じではなく、密度が高いのでゴムっぽいような
しっかりとした強度と弾力性があり、更にこの溝が入ることで柔軟性と屈曲性の良さを与えてくれる。
そして通気の為の穴は汗のかきやすい指付近にあり、湿気を逃がす役割として配置されている。

足裏の中間から踵側は素材が変わり、カッチリとした赤いプラスチックのパーツを使ったゾーンで
土踏まずを支える部分は強度が必要な為、このように内側はプラスチックパーツが伸びている。
要所要所で素材を使い分ける感じは、昔ハマっていたミニ四駆の改造パーツを思い起こさせる。

踵周りは一番頑丈な作りで、ここがブーツ内部にがっちり咬み合って着用時のホールド感を高める。
そして第四の素材のヒールストライクジェルは、サッカーのゴールキーパーグローブみたいな感じの
しっとりとして滑りけがあり、接地した時の衝撃からこのジェルパーツが踵を守ってくれる。
レッドベッド96388新旧の比較

新旧のレッドベッド96388があるのなら違いはどうなのか、それぞれの画像で左側が新の2025年版
右側に旧の2010年版になるように、こうやって一緒に並べて見比べてみることにした。
表側は2010年版が劣化の為、ロゴマークの色味が若干くすんだかぐらいかでほぼ見分けが付かないし
裏側も微妙な違いはあるものの、しっかり見分けないと気付かずにこのペアで使ってしまうかも。
ちなみに共にMサイズで重量を測ったところ、経年劣化なのか旧が片足あたり5gほど軽かった。

新旧での微妙な表記の違いは抜きにして、一番の差はアーチサポート部分のこの組み合わせ方。
そしてヒールストライクジェルは上の新が現行ロゴで、下の旧は羽が細かい旧ロゴとなっていて
2007年からは現行ロゴに移行するものの、ここは以前の仕様が残るというアメリカらしさを感じる。
旧はこのまま保管するつもりだから構わないんだけど、プラパーツが劣化して亀裂が入っている。

現行のレッドベッドはサイズの数字と左右を表すLR入りで、旧の方はサイズのみでLRは無し。
サイズの横のアルファベットは幅を表すワイズとは全く関係なく、単純に生産ロットの違いのようで
左右でアルファベットが揃う場合もあれば、こんな風にA~Dまで全て別ということもあるみたい。
CF-2はおそらくコンフォート2とか、これもインソールの管理上の型番的なものと思われる。
レッドベッドの着用感と外見

ディテールをしっかりと確認出来たので、ここからは実際の着用感と見た目の違いを比べてみる。
レッドベッドを入れるのは、ジャストサイズよりハーフサイズ大きめの9011ベックマンカスタム。
昔はタイトに履いて革を伸ばしてフィットさせるというのが割と主流で、このベックマンを買う時に
そのサイズ選びだと小さいことが分かり、ざっくりと大きめを選んでそのまま愛用している。

ベックマンUS8サイズにレッドベッドMサイズを入れてみたところ、プラスチックパーツの硬さが
芯のようになっていることで奥までしっかりと滑り込ませやすく、そのままでぎりぎり収まった。
レッドベッドを入れ込んだ後は、手を入れて波打った感じをならして奥の方の詰まり具合を確認する。
レッドベッド愛用者の意見としては、ブーツ本体よりも少し小さめのサイズがおすすめとのこと。

もうずっとそのままで履くスタンスだったので、レッドウィングにインソールを入れたのは初めて。
例え純正アイテムでも異素材が加わった見た目は違和感が強くて、昔のサイズ選びもそうだけど
インソールを入れるのは邪道みたいな、頑固な考え方をしていた自分には良い機会になったかも。

ブーツ内部をスマホで撮影してみるとこんな感じで、前よりも幅を少しシャープにしても良いのかも。
もしもレッドベッドが大きくてカットしたい場合は、裏面をこうやって重ね合わせてペンか何かで
ガイドラインを引いておき、後はそのラインの通りにカッターやハサミで切ればOKとなる。
ちなみに7ハーフの他のモデルに入れたところ、Mサイズでは先がやや長かったのでカットが必要。

そして実際にレッドベッド無しの左と、右のレッドベッドを入れた状態で着用した比較画像。
レッドベッドは踵側に厚みがあるので、ブーツ内でほんの少し背伸びをしているようなイメージで
その分だけ軽く前傾姿勢になって、ベロの部分と足の甲がいつもの状態よりもかなり近くに感じる。
レッドベッドを入れ込むと、1cm分ぐらいサイズが小さくなるようなフィット感と言われていて
元々ゆとりがあったのにかなりぎっちぎちになったので、ハーフサイズ上げてちょうど良いぐらい。

足先の変化はそこまでではないものの、シューホールのつま先から三番目以降がかなり閉じにくくなり
紐の締め付けが甘いアンダーラップ派というのもあるけど、この開き具合は正直言って好みではなくて
ベックマンUS8にレッドベッド-1サイズで、昔選んでいたUS7を今履くとこんな感じなのかもしれない。
元々甲高幅広の足なので、長さよりも甲の圧迫具合でサイズを選んでいて今は基本7ハーフがジャスト。

俯瞰だとそこまで大差はないように見えるけど、やはり無しの紐のシュッとした感じの方が完全に好み。
肝心な履き心地の方は、ふわふわとしていてまるで別物を履いているような感覚で、特に踵の衝撃は
ほとんどなくて、あの灰色のジェルパーツって凄いんだなというのを身を以って知ることとなった。
こういう紐靴の場合なら通し加減で対応出来たけど、ペコスとエンジニアに入れて履こうとしたら
甲が完全に詰まって足を入れるのが難しくなり、ジャストサイズを選んだブーツの履き心地の向上や
改善を狙いたい場合には、レッドベッドは向いていないかもというのが、自分としての意見になる。
もちろん足の形状や好みなど人それぞれではあると思うけど、やはり大きめに入れるのが良さそう。
スニーカーでの使用感

カップインソールで思い出したのが、数年前に購入したコンバースレザーオールスタークップ。
こんな感じでクップのUS8にもレッドベッドのMはぴったり入り、デフォルトのインソールよりも
相当履き心地は良くなるし、インソールの交換なのでフィット感が劇的に変わることはなさそう。
結局クップはブログ記事作成時と、店頭での試着のみのほぼ未使用の状態のまま保管中。

思いのほか記事が長くなってしまったけど、レッドベッドは元々このヴァンズに入れる為に購入した。
ずっと気のせいだと思っていたところ、これを履いた時は踵に痛みが残ってしまうことが分かり
スリッポンのインソールってどうなっているんだろうと、簡単に剥がして取り外すことが出来て
このペラペラのインソールを他の物に変えれば、痛むことなく履けるのかもと思うようになった。
これは表面を撥水コーティングしたスリッポンで、確か速攻でセール価格になっていた不人気モデル。

ヴァンズのスリッポン8ハーフにレッドベッドMがジャストフィットし、最早レッドウィング製みたいで
例えばブーツシーズンが終わっても、ずっとレッドウィングを履けるかのような感覚がまた良い。
それなりに履き込んではあるけど、捨てるには勿体ないレベルだなと、そこで試しに手元にあった
旧レッドベッドを入れてみたら、信じられないぐらいぴったりで現行品購入に至ったという次第。

点字ブロックの段差の上を歩くと微かな痛みがあったけど、レッドベッドを入れたら全く問題なし。
入れ替えて片足あたり58gほど重くなったものの、踵の衝撃吸収能力に歩行時の足のホールド感など
上履きからハイテクスニーカーになったぐらいに、ほとんどの項目のグレードが数段上がっている。
デフォルトのインソールよりも厚みがあるので、ハーフサイズぐらい小さくなった感覚はあるけど
ゴムのパネル部分がその分伸びて調整してくるし、靴下の厚み次第でどうにでもなるというところ。

このセットで連日5km近く歩いたところ、レッドベッド自体が蒸れやすい訳ではないみたいだけど
ブーツの構造みたいに汗を吸収して、コルク層やウェルトへ湿気を逃がせない為、清潔さを保つには
着用後は毎回外した方が無難で、若干面倒臭いけど習慣になってしまえば何も思わなくなりそう。
後はレッドベッドにどれぐらいの耐久性があるのか、それは履きながら体感して行くことにする。
まとめ

このレッドベッドについてざっくりとまとめると、衝撃吸収効果やホールド感は優れているものの
フィット感がかなり変わる為、普段履いているサイズのブーツでは足入れが難しくなる場合があり
レッドベッドを入れて履きたいなら、それ用のサイズ選びをしないと程良くならないということ。
以前と体型が変わってサイズが全く合わなくなったとか、貰い物が大き過ぎるなんて時の対策方法や
スニーカーなどの交換用ソールとして、レッドベッドを候補として考えるのが良いかもしれない。
自分はスリッポン×レッドベッドが大満足なので、履き潰してもまたこの組み合わせで行くつもり。

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