
今回のお気に入り武居商店シリーズはプロ仕様のレトルトカレー、その名もマルキュウカレーベース。
これは手間の掛かる玉ねぎを炒める工程を済ませている為、好きな具材と合わせて加熱するだけで
抜群の仕上がりになる商品で、カレーライスに使うと5~6杯分の1㎏サイズ入り税込み1200円。
以前記事にしたデミグラスソースに続き、美味しいカレーも自宅で味わえるようになってかなり嬉しい。

武居商店は業務用液体調味料をメインに開発する会社で、現在は一般向け販売も強化されるようになり
横浜市金沢区の横浜南部市場内には直売所を構え、たれやドレッシングなどを豊富に取り揃えて営業中。
※マルキュウカレーベースの店頭ポップは盛り付け例となり、本記事投稿現在は直売所のみで販売。

少し前のことになるけれど、同じく横浜南部市場内の武居商店が手掛けるマルキュウ麺食堂にて
担々麺900円にミニカレー(挽肉入り)350円を付け、カレーベースの味見を兼ねて予め食べておいた。
この担々麺に使われるスープの素と麺も直売所で販売中で、個人的にもお気に入りのおすすめ商品。

食堂ではミニカレーのみの取り扱いだったところ、フルサイズで食べたいという要望も多かったとかで
メニューに追加されたり、合わせるように直売所用にもパッケージ化され販売開始だとかどうだとか。
ちなみにこの時は担々麺の辛さに舌が麻痺して、味のインパクトを完全に持っていかれてしまい
カレー自体のポテンシャルをあまり感じ取れなかったので、自宅でじっくり堪能することとした。

カレーベースを開封してお皿に出すとこんな感じで、実物は画像よりも黄色味が少ない濃い色合いに
二日目のカレーのようなとろみ感と、そこに刻んだ玉ねぎがこれでもかってぐらいに含まれていて
旨味やコク深さは申し分なく、やはり武居商店の商品は味がしっかりとしているのが特徴的。
辛みは程良くピリッとした切れの良い部類で、一般的な中辛よりもやや強めというところになり
カレー専門店やレストランのような、家庭料理とは少し違った大人っぽいカレーという印象を受ける。

肉を炒めてざっくりと合わせるだけでOKということで、自分好みにカレーライスを作るとしたら
定番具材のジャガイモとニンジンを全く入れない、肉がメインのチキンカレーが一番に思い付いて
カレーベース200g、鶏もも肉150g、ご飯300g、一人前としては大体ちょうど良い量を用意。

一口サイズに切った鶏肉をフライパンに油を引いて炒め、浮き出た脂をキッチンペーパーで拭き取り
そこにカレーベースを加えて、焦げないように弱火で加熱して馴染ませれば調理工程は終了。
夏場は火を使う時間を極力短く抑えたいので、こんな風に手早く作れるのはとてもありがたい。

お皿に用意しておいたご飯に加えれば、マルキュウシンプルチキンカレーライスの完成。
単純にカレールーと鶏肉で350gほどなので、ご飯はおかわりで軽く追加しても良いぐらいの感じ。

野菜で彩らずに茶色一色という、この肉を食べている感がしっかりあるカレーが正に自分好みで
5個もあればゴロゴロ感は充分出るだろうとは思ったけど、少し欲張って鶏肉を2個追加して正解。

そのまま食べても良いんだけれど、映えるようにゆで卵をトッピングしてドライパセリで飾ってみた。
トータルコストは400円ほどとなり、これをお店で食べるとしたら倍では済まないと思う。

カレーにゆで卵のトッピングをするとしたら、どう配置するのが良いんだろうと画像検索したところ
ルーとご飯の境目にカットして並べるのが映えて見えたので、それを完全に真似して乗せてみた。
この小振りなチキンのサイズ感も食べやすくて、当たり前だけど市販のレトルトとは存在感が違い
そして改めてしっかりと味わってみると、スパイシーさよりも旨味とマイルドさがメインのカレー。

次は横浜のB級グルメやソウルフードの一つとも呼ばれる、バーグのスタミナカレー風にしてみた。
バーグのスタミナカレーは甘じょっぱい豚バラの生姜焼きと、生卵をトッピングするという物で
今回の生姜焼きには、豚バラをラーメンのたれなどで作ったチャーシューと煮汁を使うことにした。
一人前にカレーベース200g、ご飯300g、チャーシュー80g、チャーシューの煮汁適量、卵一個を用意。
この煮汁には生姜とニンニクがたっぷり含まれ、更に豚の脂と旨味が凝縮されていて何かと使える。

フライパンに油を引かずにチャーシューを加熱し、そこにチャーシュー作りで煮詰まったたれを加え
たれの水気が飛んで肉の両面にしっかりと絡めば、豚バラチャーシューの生姜焼き作りは終了。
後はカレーベースとご飯をレンジで温めておき、お皿にこんな感じに盛り付けておくのがポイント。

そこに豚生姜焼きを乗せて最後に生卵を落とせば、バーグ風マルキュウスタミナカレーの完成。
チャーシュー作りに手間が掛かっているけど、コストは450円ほどとバーグの半額以下に抑えられた。

やや厚めに切った豚バラチャーシューにたれが絡んだ感じと、生卵のぷるんとした圧倒的なルックス。
このチャーシュー生姜焼きがとにかく抜群で、バーグと良い勝負が出来るかもという仕上がりになって
主役を完全に持っていかれそうになるけど、カレー自体もレトルトとは思えないクオリティーに大満足。

カレーと生姜焼きが合うのかって思ってしまいそうだけど、味が過剰にならずに同じ方向性というか
しっかりと馴染むのが不思議な感じで、更に白米を追い掛けたくなるような贅沢感も堪らない。
そして良きところで生卵を崩し、ルーをよりマイルドにして食べるスピードを上げて行く。

別で卵をレンチンした目玉焼きバージョンも作ってみたけど、単純に生卵の方が見栄えが良いのと
ルーと合わさった時の飲み物感が増すところも全く違い、これだけでも味わいがかなり変わる。

次はカレーベースのちょいアレンジとして、これらを使い蕎麦屋風のカレーうどんにしてみた。
カレーベース100g、冷凍うどん1玉、ネギ2/3本ぐらい、豚肉100g、鴨せいろそばつゆ30ml。
鴨せいろそばつゆも同じく武居商店の商品で、好評につき通年販売としてラインナップとのこと。

水270mlに鴨せいろそばつゆを30mlほど入れ、ネギの白い部分と豚肉を煮込み、灰汁を丁寧に取り除き
ネギが柔らかくなったらカレーベース100gを追加し、軽く煮込めばカレーうどんのスープの出来上がり。

レンジで温めたうどんを丼に移し、そこに合わせれば蕎麦屋風の鴨出汁マルキュウカレーうどんの完成。
調理時間は10分程度のトータルのコストも250円ほどと、出来栄えの割にかなり手軽&手頃。

茶色一色でも問題ないけど、やはりブログ用としてネギの青い部分を刻んで乗せておく。
だいぶ薄まってもカレーベースのピリッとした辛さは残り、とろっとした玉ねぎの旨味に上品な酸味と
鴨出汁が効いたそばつゆが加わって、最後まで飲み干したくなるような本格的なスープに仕上がった。

ラストは事前に食べに行って雰囲気を探っておいた、カレーラーメンを作ってみることにした。
参考にしたラーメンは伊勢佐木町の太源という店の物で、鶏ガラや野菜で取ったスープにあご出汁と
カエシにカレーを加え、刻んだニンニクを効かせてパンチがありつつも、さらっと飲めるのが特徴。
それっぽくなるように、顆粒の中華スープの素と桃屋の刻みニンニクに京風出汁の素を用意し
カエシのカレーベース、トッピングにメンマと自作チャーシュー適量に、刻んだネギと業務用の中華麺。

先ずは熱湯300mlにガラスープ小さじ1.5、京風出汁小さじ1.5を加えて溶かしてベースを作り
桃屋の刻みニンニクを小さじ4杯ほど入れ、そこにカレーベース100gを混ぜればラーメンスープの完成。

後は中華麺を茹でてスープに移し、トッピング用のメンマとチャーシューをざっくりと並べて
中央にこんもりと刻んだネギを配置すれば、太源風マルキュウカレーラーメンの出来上がり。
これもチャーシュー作りに手間が掛かっているけど、一杯あたりのコストは400円しないぐらい。

左が先日食べに行った伊勢佐木町の太源に、右がそれを真似して今回作ったカレーラーメン。
太源のカレーは昔ながらの黄色いタイプで、見た目や雰囲気は少し違うけど味の方向性は悪くなく
予め調達しておいたトッピング用の国産メンマと、自作チャーシューがやはり良い仕事をしている。

但しじっくりと煮出したクリアなスープと油の感じは、即席系だけではかなり無理があったらしく
特に桃屋の刻みニンニクのフレッシュ感のなさは反省点というか、改善の余地は相当あるなと思う。
その反面で恒例の業務用生中華麺はスープが絡みやすく、太源のストレート細麺よりも好みかもと
こんな感じでざっくりと作った割にそこそこの出来になり、ベースを工夫すれば数段良くなりそう。

シンプルなチキンカレーもかなり良かったし、バーグ風スタミナカレーは完全にレトルトを越えて
料理としても高いレベルまで行けたなと、今年自分で作った中でもトップクラスの満足度合い。
半ば思い付きでさっと作ったカレーうどんと、カレーラーメンもそこそこ良い仕上がりになったり
メインとして使った、マルキュウカレーベースのポテンシャルに引き上げられているように思える。
そうこうしてまた一つ自宅に欠かせない、武居商店お気に入りアイテムが増えてしまったようだ。

