赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

味のある横浜散歩

今回は自分が住んでいるエリアの記事の集約とも言える、横浜の歴史街道を歩きながら撮影してみた。

この西区歴史街道は現在の東海道国道1号として整備される以前の、本来の東海道である旧東海道

幕末にその旧東海道と横浜港を結ぶ為に開拓された横浜道、そして旧東海道の保土ケ谷宿付近から

かつての戸部村と呼ばれた西区伊勢町の横浜道を結ぶ、保土ケ谷道という三本の古道を巡るルート。

www.city.yokohama.lg.jp

この西区歴史街道はそれぞれの道を分岐して周回するルートなので、どこから歩き始めても良いけど

横浜駅相鉄線平沼橋駅の間にある、平沼橋の下に設置された看板の場所からスタートすることにした。

ここは以前開かずの踏切?があった場所で、現在はこのように分断されている為、一応ルートとしては

上の平沼橋ということになってしまうが、今回のゴールは同じ看板のある線路の反対側とした。

ちなみにこの看板の絵の海の部分が埋め立てられて出来た、現在の高島やみなとみらい一帯となる。

ja.wikipedia.org

この日の相棒に選んだのはメンテナンスしてバッチリと整えておいた、赤みMAXレッドウィング旧875。

それぞれの道にはこんな感じにプレートが埋められているので、これを見付けるのも楽しかったりする。

観光地や都会的なイメージの横浜とは印象が違って、地味でマニアック要素強めではあるけれども

おすすめの飲食店や有名なスポットもあるので、ルートのダイジェストとそれらも貼り付けておいた。

味のある横浜散歩目次

 

スタート~横浜道

先ずは平沼商店街からスタートし、戦前まで運用してした旧平沼駅横を通り抜けて高島町駅方面へと。

現在は300店舗を越えてほぼ全国展開となった鰻の成瀬1号店、つけ天そばが名物な老舗の蕎麦屋角平に

きざみ鴨せいろの平沼田中屋、そして改修工事中のローカルな花見スポットの石崎川プロムナード。

かつては三菱重工関係者でとても賑わっていたとされ、小さい劇場兼映画館などもあったんだとか。

ja.wikipedia.org

折角なので横浜道から少し外れ、東横線高島町駅そばの二代目横浜駅基礎遺構を覗いてみる。

関東大震災で焼失してしまったかつての横浜駅が、マンションの建設に伴った整地作業中に発見され

歴史ある遺構としてそのまま保存しつつ整備し、住人以外でも見られるように公開されている。

二代目横浜駅のすぐ近くには、ビーフステーキ丼とビーフシチューがおすすめなビアレストラン味蕾亭。

入口からはレトロな洋食屋やバーかと思いきや、大人数で貸し切りが可能という相当なキャパを持つ。

 

横浜道に戻って国道1号を横切り、戸部通りとなる戸部大通り商店会を野毛や日ノ出町駅方面へと進む。

一見地味で寂しいこの通りにも、横浜のソウルフードとも呼ばれるバーグのスタミナカレーや

2019年に横浜の商店街ハンバーグNo.1になった中華台湾料理の金葉、ベーグル専門店なども点在する。

バーグから500mほど進んだところのローソンの路地に入り、そして掃部山(かもんやま)公園へと寄り道。

 

掃部山公園はみなとみらいがすぐそこにという距離にある、横浜市西区では数少ない自然豊かな公園。

ここは誰しもが歴史の授業で覚えたであろう、幕末に開国などで貢献した井伊直弼に由来した場所で

大正時代に井伊家から横浜市へ寄贈されたとのこと。詳しくはウィキペディアを参照して貰いたい。

ja.wikipedia.org

www.city.yokohama.lg.jp

掃部山公園内には先程の日本庭園的な池や、この地域では貴重な運動が出来る広場が二つあり

その上層の広場には井伊直弼像が、ランドマークタワーに睨みを利かせるようにそびえ立つ。

また掃部山公園横浜駅やみなとみらい周辺で、花見が出来るスポットの一つともされている。

 

掃部山公園から県立図書館の旧館を通り、紅葉坂へ出ると伊勢山皇大神宮(いせやまこうたいじんぐう)。

伊勢山皇大神宮は横浜を護る総鎮守(そうちんじゅ)とされ、関東のお伊勢さまとも呼ばれるとのことで

結婚式や初詣スポットのランキングにも挙げられていて、こちらも各記事を参照して貰いたい。

www.iseyama.jp

ja.wikipedia.org

 

保土ケ谷道へ

神社の裏参道から伊勢山皇大神宮入口の五差路へ来ると、いよいよ横浜道と保土ケ谷道の分岐点。

この交差点から右斜め上方向の戸部駅国道1号方面に入ると、第二の歴史街道保土ヶ谷道へ。

ここから野毛山公園と動物園に行くのなら、坂を下らずに老松中前を通るのが近道ではあるけど

再び戻って来るのには時間が掛かり、ゴール時には日が暮れてしまいそうだったので今回は割愛する。

 

先程の交差点から戸部駅方面へ150mほど進み、エベレストキッチンを左に入ると伊勢町の商店街通りへ。

この辺りは伊勢山皇大神宮によって伊勢町とされたが、中区の伊勢佐木町との関係はないらしい。

以前はゲートも構えられて栄えていたとのことだけど、ここも平沼や戸部通りと同様に衰退した通りで

右側の脇道に少し入ると急に魚屋や八百屋があったりして、当時の雰囲気を少し感じ取ることが出来る。

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保土ケ谷道をしばらく進むと、明治時代までこの周辺に監獄や処刑場があったとされるくらやみ坂へ。

くらやみ坂の由来は馬に乗っての移動が厳しい、つまり鞍を止めるほどの急な坂ということらしく

確かに電動アシストのない自転車はキツイ坂で、山を切り開いて作られた古道という感じを味わえる。

ここを下ると西区庁舎があり、左に進むと五つのエリアの商店街で構成された藤棚商店街へ。

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個人的に保土ケ谷道は注目スポットが少ないんだけど、藤棚商店街の西区役所側から入ってすぐの

旧神奈川信用金庫脇を左に入ると、シネマノヴェチェントという国内最小クラスの映画館がある。

常連さんなんかは気兼ねなく入って行き、この階段を歩くと民家とかプレハブ小屋みたいな感じに

派手な音を立ててすぐに見えなくなり、かなりのガチ度にビビってしまうけど一度は体験してみたい。

cinema1900.wixsite.com

藤棚商店街はエリア毎に異なった五つの組合からなる、1㎞以上の長さを持つ商店街通りで

横浜市電が走っていた1970年以前は市内でも、トップクラスの賑わいを見せていたとのこと。

衰退してシャッター通り化している部分はあるものの、かつての横浜の姿や情緒深さを感じられる。

右上の画像の交差点を国道1号方面へ行くと、老舗パン屋のムカヰベーカリー(2025年3月で閉店)。

そして藤棚商店街を抜けて国道1号に合流すると、西区と保土ケ谷の境目で保土ヶ谷道も終盤。

 

先程の藤棚商店街のゲートをくぐり抜け、現東海道となる国道1号保土ケ谷駅方面へ200m進み

安楽寺前の歩道橋へ上がり東海道線横須賀線の線路越えると、保土ケ谷道と旧東海道の分岐点に至る。

ちなみに保土ケ谷区保土ケ谷駅保土ヶ谷ではなくて、ケが大きい保土ケ谷が正式な表記らしい。

この辺りがスタート地点から一番離れた場所になり、ランドマークタワーがだいぶ遠くに感じる。

 

旧東海道

歩道橋を下りて少し進むと、横浜市では最も古い神社とされる神明社のある大門通り旧東海道の分岐で

この歴史街道は右の相鉄線天王町駅方面へ旧東海道を進み、また西区に戻るというルートを辿る。

今回は割愛するけど、この交差点を保土ケ谷駅方面へ1㎞ほど行くと保土ケ谷宿本陣跡という要所や

この先にあるビジネスパークは、特撮ヒーロー物の撮影やB'zのMVで使われた場所があったりする。

www.city.yokohama.lg.jp

www.youtube.com

先程の大門通りの交差点から250mほど進んで斜めに入ると、相鉄線天王町駅前の広場に到着。

駅の反対側に移される前の帷子(かたびら)橋の跡で、かつての川筋のイメージした作りになっている。

そして旧東海道天王町駅をこのまま突っ切って、洪福寺松原商店街方面へ進むことになる。

www.rekihaku.city.yokohama.jp

平沼商店街、戸部大通り商店会、伊勢町商店街、藤棚商店街に続き、YCVテレミン商店街通りへ。

以前はシルクロード天王町という名前で、旧東海道の縦方向だけでなく、交差する方向にも広がり

今回通った商店街の中でも一番の規模があり、新旧様々なお店でなかなかの賑わいを見せる。

www.tennocho.yokohama

いつも気になって新橋っぽい建物と自分でそう勝手に呼んでいる、水道道前のファミマが入るビルに

この場所が天王町の由来となった橘樹(たちばな)神社、2023年にオープンした古着屋OLDROOKIE。

OLDROOKIEは物量が少なめで令和価格ではあるけど、70’S以降を中心に取り扱う正統派の古着屋。

そしてYCVテレミン商店街以上の賑わいを見せる、横浜市内トップクラスの次の商店街へと進む。

ja.wikipedia.org

oldrookie15.thebase.in

まるでどこか違う場所に来たかのように錯覚する、ハマのアメ横の異名を持つ洪福寺松原商店街

年末は身動きがとれないぐらいの人だかりが出来て、全国区のテレビ番組が取材に来ていたりするほど。

現在は別の店舗が入った旧武居商店直売所隣には、お気に入りの肉屋が移転してリニューアルオープン。

環状1号側ゲート前のマイルド家系の光家と、商店街を出た先のオーシャンとデニミオも欠かせない。

kofukuji-matsubara.com

 

松原商店街を出て浅間下方面へ少し進むと、芝生の追分(しぼうのおいわけ)という歴史ある場所に到着。

ここは旧東海道と八王子道の分岐点であり、八王子街道の起点となるかつての交通の要所で

この三叉路辺りがちょうど境目となり、短い保土ケ谷区エリアが終わって終盤の西区へ突入した。

ちなみに先程挙げていたデニミオは、この追分を進んで国道16号と合流する場所にある。

 

旧東海道松原商店街を過ぎると、こんな感じで平坦な道が続いて見どころがなくなってしまうけど

浅間神社のお祭りが開催されると、この何もない道を約300の出店が並び人でごった返したりもする。

例年通りだと5月下旬が松原商店街、6月上旬に浅間下と橘樹神社という、この旧東海道で祭りが続く。

ja.wikipedia.org

 

再び横浜道へ~ゴール

横浜の旧東海道はもうしばらく続くけど、旧東海道と横浜道の分岐点である浅間下の交差点から

現在の新横浜通りと合流して桜木町方面へと横浜道を進み、スタート地点である平沼橋を目指す。

冒頭の西区歴史街道の看板はこの交差点に設置されていて、このすぐ近くにはグリルアラベルという

横浜のハンバーグ屋ランキング上位の店と、既に解体済みだけど某ドラマで使われた場所もある。

 

横浜駅からほど近い場所にある岡野の交差点に到着し、いよいよゴールまでが目前に迫った。

ここは家系ラーメン総本山吉村家の旧店舗があった交差点で、以前はこの辺りにタバコ屋や古本屋に

立ち食い蕎麦屋と高級料亭など、現在みたいな有名チェーン店だらけではなかった頃が懐かしい。

そんなことを思いながら、新横浜通りとなる平沼橋を渡らずに本来の横浜道である下の側道に入る。

 

そして今回の西区歴史街道のスタートであり、ゴール地点に設定した平沼橋の看板前に到着。

多少の寄り道をしたり撮影しながらではあるけれど、このルート一周に掛かった時間は3時間ほどで

これでも相当掻い摘みながらだったけど、野毛山や神明社を入れたら本当に日が暮れるところだった。

神社や商店街をしっかり見ようとすれば当然更に掛かり、単純に歩くだけなら2時間程というところ。

 

西区歴史街道の地図に今回のルートをそれぞれの道で色分けして辿り、北が上になるように回転すると

温故知新のみちという、横浜駅周辺の地面に埋められているプレートの形をほぼ再現したことになる。

それぞれの道の一辺の直線距離が2㎞前後で、寄り道を含めて実際に歩いたのは8㎞ほどになり

こうやって一周出来るルートなので、スタートとゴールの設定はどこにしても良いんだけれど

自分が辿った通りに、横浜道の看板がある平沼橋からの時計回りが乙なんじゃないかと思っている。