赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

CONVERSE JACK PURCELL US 83CAMO

思わず衝動買いしてしまった、コンバースジャックパーセルUS83カモ。

これは本国アメリカのコンバース社の倒産によって、現在は権利関係が別れてしまった

日本国内版コンバースジャパンが独自に展開している「U.S. ORIGINATOR」から

2022年6月中旬に販売が開始されたモデルで定価は税込み8800円。

コンバースの定番モデルとは違って、店舗での取り扱いは少し限られているようで

コンバースジャパン直営やABCマートでも大きめな店舗、各種通販サイトで購入可能。

自分はふらっと立ち寄った、近所のABCマートグランドステージで購入した。

 

ジャックパーセルは同名のバドミントン選手の名前を冠し、1935年に誕生したモデル。

元は現在もバスケで有名なスポーツメーカーのスポルディング社製品として始まり

その後タイヤメーカーのB.F.グッドリッチ社の「PF FLYERS」ブランドとして生産され

1972年に当時のコンバースの親会社に売却され、定番モデルとして現在に至っている。

converse.co.jp

U.S. ORIGINATOR(U.S.オリジネーター)は通常ラインとは少し表情が異なっていて

アメリカ生産時代のデッドストックのような、かつて作られた物をテーマにしている。

ちなみにジャックパーセルのU.S.オリジネーターは2022年から採用となったそうだ。

 

おそらく世代や好むファッションスタイルで大きく評価が分かれる、この迷彩柄は

オールスターで1983年に初採用された、通称「83カモ」というプリントデザイン。

キャンバス生地にプリントされた柄は履き込んで行くと味わいが増すのも魅力。

オールスターのカモは以前所有していて、いずれ買い直したかったアイテムの一つで

いつも年代にこだわりがちだけど、現行の物でも良いのではないかと方針が変わって

このU.S.オリジネーターに、ジャックパーセルというのが購入の決め手になった。

以前所有していたカモは茶色っぽい印象だったけど、今回の83カモはコントラスト強め。

 

トゥキャップの黒いラインはスマイルと呼ばれているデザイン。

これは機能などではなく、単純にアクセントで入れられたものらしい。

 

ジャックパーセルの特徴と言えば、やはりスマイルとヒールパッチのヒゲ。

今回の83カモはヒールのパーツに無地の別素材を使っている。

 

ヒールパッチにはJack Purcellとヒゲに、U.S. ORIGINATORのロゴ入り。

そしてヒゲと呼ばれるこのマークは、先程も出て来たB.F.グッドリッチ社が開発した

「Posture Foundation(ポスチャーファンデーション)」通称PFソールと呼ばれていた

優れた機能性のインソールを採用しているという証として付けられたもの。

土踏まずのアーチ部分を支えた断面図が、このヒゲのデザインとなっている。

 

アウトソールはスラブソールと呼ばれるフラットな形状のタイプ。

最近は始めから別のアウトソールを貼り付けて履く方もいるそうだ。

 

ジャックパーセルUS83カモの品番は1SD093でインドネシア製。

最下段中央に2204とある通り、2022年4月生産という出来立ての新しい個体。

 

インソールにもU.S. ORIGINATORのロゴ入り。

表面は荒めの素材使いに、ウレタンの低反発ソールで履き心地もとても良い。

但しこのU.S.オリジネーターはインソールの取り外しは不可となっている。

 

しっかりとした編み込みが嬉しい、レトロな雰囲気のコットンシューレース。

これもU.S.オリジネーターで採用されている特徴の一つ。

画像では真っ白に見えるけど、オフホワイトのように若干色味が付いていて

もう少しベージュ寄りだとさらにヴィンテージ感が出そうな気もする。

 

左はラバー部分が通常の白いカラーのオールスタークップ、右がU.S.オリジネーター

U.S.オリジネーターは保管している内にラバー部分が黄ばんでしまったかのような

古い時代の雰囲気を再現していていて、更に硬化したような光沢感も加えている。

同じ白系でも、ヨーグルトとバニラアイスぐらいの些細な違いではあるけど

自分みたいな世代や、古着が好きな方はこの色味に魅力を感じてしまうはず。

 

というわけで実際にジャックパーセルUS83カモを履いてみた。

冬に履くかは別として、厚手の靴下で合わせても紐がシュッと締まるように

スニーカーのジャストサイズよりも1㎝ぐらい大きめのサイズを選んだ。

自分のスニーカーのサイズ選びは、縦よりも幅で合わせてしっくりくるかどうかで

コンバースは大きめのサイズを履くという、ファッションのスタイルでもある。

 

ゆったりとしたシルエットと、ロールアップでボリューム感のあるジーンズに

カモのインパクトと、つま先が少し反り上がっているのも相性が良く感じるところ。

単品で見るとクセが強く感じるカモも、実際に履いた姿では印象が変わるかもしれない。

 

例によって2パターン合わせて撮影してみた。

左は先程と同じで、右は昔購入して封印していた茶色のツイル素材のワークパンツ。

丈が少し長かったのでくいっと上げて誤魔化して撮影している。

 

ついでに全身コーディネートも2パターン撮影してみた。

左はこういう人いるよねって感じのアメカジ系シンプルコーディネート。

昨年のブルーブルー×フルーツオブザルームコラボのポケット付きTシャツと

体型が変わって若干腰履きみたいになって来たエターナルのジーンズ。

右は昔の古着屋さんみたいなイメージで、先日掘り返したラルフのボーダーTシャツと

同じく掘り返した時に見付かった茶色いワークパンツを合わせている。

古着屋の店員さんらしさを出すには、是非とも帽子を取り入れたいところ。

本当は秋に向けたコーディネートとして長袖のシャツを羽織る予定だったけど

この日は午前中から30℃越えと、既に汗だくになってしまったので断念。

 

安心感のあるレッドウィングやダナーのブーツみたいな、堅牢なアイテムだけではなくて

少し幅を広げたくなり、スニーカーも今年になって3足目の入手になった。

普段濃い色のジーンズをメインに履いているので、色移りしてしまったら嫌だなと

2足とも下ろすタイミングを失って、最早コレクションと化してしまっているけど

服や靴は身に着けてこそとは、全く思わないので眺めたりするだけで満足する。

今回入手したジャックパーセルもしばらく寝かせておくかもしれないけど

こうやって少しずつ、スニーカーのコレクションも増えて行くのが嬉しくて

スニーカー専用の棚も用意してしまおうかと考えているところ。