Dannerのダナーライトブラックのメンテナンスを行った。
カーキ色の方はガッツリと丸洗いをしたが、今回のブラックは定期的なメンテ。
実はブラックは紐を外して、ちゃんとしたメンテナンスをした記憶がなく
他のブーツのメンテでオイルやクリームが染み込んだ布などで
ついでに塗ったりと、特にこだわりもなく今まで履いていた。
レッドウィングのブーツもそうだけど、黒いレザーのモデルは
あまりアレコレと手を入れ過ぎないようにしているのもある。
基本ブーツ類は室内で保管しているので、靴底は水拭きしてから持ち込んでいる。
最近は外で履いたら部屋に持ち込む前に玄関で一応3.4日ぐらい待機させて
その後水拭き&ブラッシングして棚に戻すと言う流れ。
購入から10年近く経つが、酷使することもなくエイジングはのんびり。
気になるような感じではないけど、それなりの傷は出来ている。
今回は軽く補色もしてみた。
今回のメンテナンスで使用したのはこれらのアイテム。
埃落としの馬毛ブラシ、黒いクリーム専用の化繊ブラシ。
モゥブレイのステインリムーバー、乳化性の黒いシューズクリームに
毎度登場お気に入りのクリームエッセンシャルにアメダス防水スプレー。
汚れ落としやクリーム塗布用の布も用意した。
補色に使用したのは左の乳化性クリーム、色を染めるような感覚の物。
ダナーライトは荒天時に積極的に履くので、そこまで過保護にする必要もない
と言うことで左の方の乳化性クリームをチョイスした。
もっと傷をしっかりと補修したければ、右の顔料系クリームで行う必要がある。
顔料系クリームの使用例は↓
先ずは基本のブラッシングから行う。
普段隠れている内側の部分はぼちぼち汚れが溜まっていた。
紐は黒で汚れが分からないので埃落とし程度で済ませた。
ステインリムーバーで汚れと古いクリームやオイルを除去。
目立つ汚れと言う感じは見受けられなかった。
トゥの傷部分などに黒いクリームを塗り込み補色。
化繊ブラシでブラッシングをして馴染ませる。
自分は色付きクリームをあまり全体に塗らずに部分使いが多い。
全体のオイルアップは万能なクリームエッセンシャルで行った。
レザーに適度な油分と水分補給が出来、光沢も与えられる便利な物。
トゥのクリームを塗った部分は色が抜けるので手早く塗り込む。
履き口やベロ部分、コバなどもしっかり塗り込み。
埃落としにも使った馬毛ブラシでブラッシング。
仕上げに防水スプレーをサイドのナイロン部分をメインに吹き掛けておく。
折角クリームをぬったので、なるべくレザーに掛からないようにした。
スプレーの水気が落ち着いたら、再度全体をブラッシングで整える。
紐を通してメンテナンス終了、手早くやれば30分掛からないぐらい。
全体が潤って、ワークブーツでもちょうど良い具合の光沢感に
紐ががっちりと通るとやっぱり見栄えが素晴らしい。
今年は完全に履くよりも鑑賞したりメンテナンスばかりの付き合い方。
毎度のことだがメンテナンス作業は充実感があって楽しいので全く苦にならない。
左がビフォーで右がアフター。
失敗と言うほどではないが、乳化性のクリームではあまり色が乗らなかった。
もう少し傷が目立たなくなるかなと思っていたが、これはこれで没にせず載せた。
こちらも左がビフォーで右がアフター。
反対側の方は細かい傷はぼんやりとしたかなと言う印象。
単純に表面が乾き気味で潤ったと言うのもある。
右は丸洗いをしたカーキ色のダナーライト。
同じモデルの色違いを持つと、自分は大抵の場合がブラック以外がメインになる。
購入時期はそんなに変わらないが、カーキはもうそろそろアウトソールを
張り替えても良いぐらいの状態で、履き込み時間の差がかなりある。
ブラックを同じぐらいまで履き込みたいが、随分先になりそうだなと改めて思う。