近所めし VOL.9 光家
光家(ひかりや)は壱六家出身の方が1999年に開業した家系ラーメン店で
出来る限り無添加を目指した体に優しいラーメンがコンセプト。
狭い店内と食券の無い現金手渡しの注文方法など
昔気質のラーメン店と言う感じの懐かしいスタイルが味わえる。
最近はこの辺りに来る用事が無くなってしまったので
何年振りか覚えていないが、久々に食べに行ってみた。
※近所の家系ラーメン店と近所の飲食店を近所めしに統合。
ラーメン並700円、ゆで卵はサービスで貰える物。
ステーキのような見た目で噛み応えのあるチャーシュー。
スープはお店の謳い文句でもあるマイルド系で
壱六家の醤油が利いたパンチのある味とは全くの別物。
光家のスープは、良く懐かしい家系の味と称されるのだが
自分の感覚も正にその通りで、家系を食べ始めた頃を思い出す様な味わい。
麺はつるっとした中太のストレート麺。
すっきりめの白っぽい色をしたスープは、シャキッとした醤油の塩味に
豚骨の風味はしつつ、上手いこと臭みが消えていて
万人受けと言われるマイルド系の中でも、光家はレベルの高さを感じる。
懐かしい味は気のせいだったのか?
ノーマルを食べた後、すぐに味を確かめたくなって三日後に再度来店。
今度はお店の押しメニューのキャベツトッピングを注文した。
キャベツラーメン並800円、ゆで卵サービス。
甘みと塩味の加減に、臭みを抑えた具合がやはり自分好み。
キャベツはこんもりとボリュームがあって、食べ応えは満点。
キャベツの甘みで、さらにスープのマイルドさが増したが
後半は水分で味が薄くなってしまったので、味濃いめが良さそうな感じ。
下の方にほうれん草も隠れていて、野菜たっぷりで嬉しかった。
光家は近所と言っても自宅から歩いて20分弱ぐらいの場所。
まだまだ少しだけど、改めて家系ラーメン店を食べ比べしてからは
自分の好みがリセットされて、お気に入りのお店が変わりつつある。
長いこと特定のお店で満足していた、ある意味で悪い部分が出てしまった。
お店は横浜洪福寺松原商店街の端に位置する。
この松原商店街は神奈川県内でも屈指の人出があり
「ハマのアメ横」なんて異名を持っていたりする。
この日は神奈川県の緊急事態宣言解除が発表される日で
ほとんど日常が戻っている様子だった。
もう少し落ち着いたら奥の方も見に行ってみたいところ。
お店の営業時間は平日11時半から深夜4時、日曜は3時まで。
現在の閉店時間は様子を見てとのこと。
ちなみに西横浜駅からだと10分ぐらい、平沼橋駅からは15分ほど
横浜駅南西口から20分ちょっとなので、吉村家とのはしごも可能な距離。