エピフォン「カジノ」ヴィンテージサンバースト、韓国製の廉価版。
ギブソン社傘下のエピフォンは、廉価版を製造しているイメージがあるが
カジノはエピフォン名義で、ギブソンのES-330をベースに1961年にデビュー。
ビートルズのイメージが強く、ジョン・レノンやノエル・ギャラガーなどの
国内外の多くのアーティストに愛され、本家のES-330よりも有名になっている。
自分の敬愛するミスチルの田原さんもカジノを使用していて
田原さんの所有している物は、日本製の物らしく?ビグスビー付き。
ミスチルの楽曲では2000年代半ばから登場していて
「箒星」「しるし」「GIFT」「himawari」などで使用し
最近発売になった「Birthday / 君と重ねたモノローグ」の両曲にも使用。
サウンドや性能どうこうよりも、カジノのルックスに憧れて購入。
エピフォンは最初に買ったブランドなので、思い入れがある。
一応弾けることは弾けるが、だいぶ放置していたせいもあって
全体的に調子も良くないのでメンテナンスが必要な状態。
フルアコ構造と言われる内部が空洞の作りで、暖かみのある音が特徴。
カジノはボディの厚みが少ない作りで、このタイプは人によっては
セミアコと分類することもあるようで、括り方は色々とあるらしい。
この構造の宿命とも言える、歪ませた時のハウリング問題。
自宅ではそこまで感じないけど、スタジオの大きい音だとなかなか大変。
シングルコイルのP-90ピックアップはドッグイヤー型と呼ばれるタイプ。
fホールやブランコテールピースなどのクラシカルな作り。
他のタイプのギターでは味わえない、クリーンで鳴らした時の
「カコン」と言うような独特な響きが気持ち良い。
生音もそこそこ出るので、最近はアコギ代わりとして使っている。
シリアルナンバーから検索すると、2001年10月韓国製。
購入はその翌年ぐらいだったと思うが、あまり覚えていない。
価格も7万ぐらいだったような気がする。
専用のハードケース付き。
ギターが上手い風の男を演出することが可能。
かさ張るので正直言って、置き場所に困る。
カジノ=ジョン・レノン=U.S.ARMYシャツってことで一緒に。
やっぱり音楽とファッションはとても密接な関係にあると感じる。
ジョン・レノンが愛用したナチュラルカラーのカジノは、鳴りを良くする為に
このサンバーストの上から白く塗装した物を剥がしたと言われている。
今年はジョン・レノンが亡くなって40年になるそうで
情勢が落ち着いていれば、年末にはメモリアルなイベントが行われるはず。