BARNSの両Vスウェット、現在もラインナップされている定番モデル。
正式なブランド名はBARNS OUTFITTERS。
1985年から続く日本のアメカジ系ブランド。
上質で丈夫なTシャツやスウェットなどのカットソーをメインに展開。
古くから使われて来た「吊り編み機」と呼ばれる伝統的な織り機で
生地を編んだり、縫製にも手を抜かない拘った物作りをしている。
これを購入したのは20年近く前、あまり着込まずにずっと眠っていた。
古い割りにシルエットも程良い感じで、今でも着やすい作り。
オレンジ色だがメーカーの管理上はレッドと言うことになっているようだ。
ここ何年かは個人的なアメカジリバイバルで、90年代当時に着ていた
アイテムを引っ張り出して来ては、ちょこちょこと着ている。
2000年代~2010年代に好んでいた物は少しタイト過ぎる物が多くて
それも全然嫌いじゃないが、タイトな上品さとルーズで野暮ったい物の
ちょうどその中間の感じが最近着たい服の気分だったりする。
織り込まれたネームタグはヴィンテージ感がある。
ちなみにアメリカでは30年経過するとヴィンテージとするそうなので
そのルールで言うと、あと10年程でジャパンヴィンテージの仲間入り。
前後にV字のガゼットと呼ばれるパーツが付く古い時代の作り。
汗止めや着脱時の首元の伸びを補助する役割などがあるそうで
1950年代頃までの物に見られるディテール。
袖のリブが長い作りの「リブ長」と呼ばれる物。
古い物ほど長い傾向にあるが、メーカーによるところもある。
現代の仕様なら大体ステッチぐらいまでの長さが普通。
自分は基本的には折って着ることが多い。
裾のリブも長めの作りになっているが
そこまでの締め付けはないので、お腹周りは膨らまない。
ツルっとした手触りの左が表側、目が詰まっていてしっかりしている。
右の裏側は軽く起毛感があってソフトさはあるが
伸び過ぎない絶妙なテンション感、この辺にクオリティーを感じる。
左もしくは下がマッコイズの両Vスウェット。
重ねて比べて見ても、マッコイズの方はやはりガチっぽい作りだと感じる。
真四角で腕が太いので、着るにはちょっと厳しいシルエット。
この手のレトロなシルエットのヴィンテージスウェットや
チャンピオンリバースウィーブなどは手放してしまったが
ブログのネタ的に残しておけば良かったかなと思ったりする。
リーバイス501XXオリジナルの物とペコス866を合わせて
某大手ハンバーガーチェーンCMの「ちょ待てよ」なお方風コーデ。
CMのスウェットは色落ちした赤やピンクっぽい色のラグランスリーブで
全く別のブランドの物だが、90年代カジュアル系アイテムで懐かしい感じ。
もう着ることはないかなと思い、長く封印していたスタイルだが
10年20年と経って、流行も回り回って行っていると
気分的にもリセットされていて、改めて良いなと思うようになっている。