Mr.Children 【es】について
気が付いたらミスチルネタを全然書いていなかったので
かなり古いネタだが少し振り返ってみた。
左から、書籍の【es】Mr. Children in 370 DAYS
VHSの【es】Mr.Children in FILM、シングル【es】 〜Theme of es〜
ミスチル現象と言われた、1994年95年の活動をまとめた
書籍とドキュメンタリー映像作品とそのテーマソング。
そもそも【es】とは心理学上の概念で、【ego】=自我と
【super ego】=欲求を抑える、超自我の狭間にあるものだとされている。
つまり【es】とは人が生きる原動力や心の奥底にあるものと言うことらしい。
詳しいことについては専門的な記述があるので
気になる方は「エス 心理学」などで調べてみてください。
「【es】 〜Theme of es〜」後にミスチルが得意とする
壮大で大作的なアレンジの足掛かり的作品とも言える。
歌詞の内容は震災や痛ましい事件の影響や
本人たちの状況がとても色濃く映し出されている。
どこか他人事に感じていたことも、現在では物凄くリアルに
感じる方も多いんじゃないかと思うような内容。
この曲はライブでほとんど演奏されることがなく
半ば曰く付きの曲と言われ、1995年のツアー以降は封印気味?だったが
2010年のフェスと2011年のツアーで久々に演奏された。
1994年のブレイク以後にリリースされた作品は
初期の爽やかな作風からだいぶ変わり
エゴや葛藤などがテーマの人間臭い詞がとても多くなって行く。
シングル「everybody goes」のキャラクターはes君と言い
「シーソーゲーム〜勇敢な恋の歌〜」もエゴがキーワード。
共に一連の活動の流れを汲んでいる。
VHS【es】Mr.Children in FILM
同名の映画をVHSで発売した物で、今の所DVD化はしていない。
ファンの間でも意外と観たことがない方も多いと思う。
これはミスチル第一章とも言える、ブレイク期をやり切った記録。
この後にリリースされるシングルやアルバム、活動休止など
自分たちの思う方向へ進む為の足固めとも言える作品。
1994年と95年のライブツアーの映像が中心で
移動やプライベートな時間も収録されている。
この作品にしか収録されていない、レアな曲もいくつかある。
VHS版と言うことで、中古品はとても安く取引されていて
いつかリマスター版が出ないかなと密かに期待している。
書籍の【es】Mr. Children in 370 DAYSから一部紹介。
アルバム「Atomic Heart」制作時に撮られた写真など。
この時メンバーは24.5歳、若いw
たまに出回る「innocent world」の仮の詞。
こちらは桜井さんの直筆ノートを撮影した物。
プロデューサーの小林さんからはだいぶダメ出しが出たとか?
「innocent world」を歌う桜井さん。
「innocent world」は数々の作品に収録されて来たが
この時の映像が「innocent world」のベストテイクの声も多く
【es】Mr.Children in FILMの一番の見どころでもある。
再生環境が若干シビアだが、自称コアなミスチルファンの方には
この曲を観る為だけに購入する価値はあるんじゃないかと思う。