REDWING COLLECTION NO.34
RW-8163 刺繍羽タグ P1第1工場 99年9月製
レッドウィング8163は1999年秋にリリースされたモデル。
「766」と言う1950年代~80年代にラインナップされていた
6インチ丈プレーントゥの原点とも言えるモデルがあり
766は本来、こげ茶色のガラスレザーを採用していて
ガラスレザー期は旧8165、後の8160へ引き継がれた。
70年代には、色が淡いフルグレインレザーへと変更された時期があり
この8163は766のその年代を再現したモデルになる。
レザーは「ベルバブーマー」と言う茶色のフルグレインレザー。
フルグレインレザーは表面に強い塗膜を貼っていない為
「トラ」と呼ばれる、レザー本来のムラや傷のような模様が入る。
オロイジナルやオロラセットなどの様に、ナチュラルな表情をしている。
タグは刺繍羽タグが付いている。
刺繍羽タグはほとんどの場合、ベースの部分が白いが
こちらは薄いグレーや茶色の様な色になっている。
紐は茶色×こげ茶の物が付いている。
レッドウィングの別売りの物とは色が少し違う。
このベルバブーマーはデリケートな革質をしている為
長期放置してしまうと、カビで染みだらけになってしまう。
傷や紐の跡ですぐに黒ずみ、オイル入れで変色しやすいので
ミンクオイルよりもクリーム系の方が良いかもしれない。
766の初期や後期に近い物が㊧のガラスレザーの8160。
766の中期頃の雰囲気を再現した物が㊨の8163。
この二つは時期こそ違うが、ベースが同じの兄弟とも言える物。