赤い羽BLOG

REDWINGとMr.Childrenを愛する男の趣味ブログ

REDWING COLUMN NO.09 レッドウィング メンテナンス ブラッククローム丸洗い編

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REDWING COLUMN NO.09 レッドウィング メンテナンス ブラッククローム丸洗い編

レッドウィングのブラッククロームの丸洗いを実践した時の記録。

今回はレッドウィング8179ベロ裏茶色のモデルを丸洗い。

通気性が良くない革質なので、蒸れによる内部の汚れの除去メイン。

表面の変化はあまりなかったので、ビフォーアフターは割愛。

※丸洗いとは水や洗剤を使い、その物全体を洗うこと。

革製品の水洗いは永らくタブーとされていたが

近年は一般的なメンテナンス方法として確立されつつある。

ブラッククロームについては↓

REDWING メンテナンス記録 ブラッククローム丸洗い編 目次

 

どぶ漬け

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1日目、ひもを外し隅々までブラッシングで埃落し。

インソールは除菌シートで拭いておき、乾いた後のカビ予防。

ウェルトやアウトソールは軽く洗い、簡単な汚れを落としておく。

上記の作業を済ませ、ぬるま湯でどぶ漬け。

浮き上がり防止に2リットルペットボトルを使用。

 

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2日目、どぶ漬けして丸一日放置。

一度お湯を変えたので色はあまり出ていないが

染色の甘い時期の茶芯ブラッククロームだとあまり黒い色は出ない。

↑はどぶ漬けをしない丸洗いの簡易版。

 

洗浄

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ブーツ内外をレクソルクリーナーで洗う。

外は豚毛ブラシ、アウトソールとインソールはナイロンブラシを使用。

インソールは軽く済ませるのが良いとのことだが、今回はガッツリと洗った。

 

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ひもも一緒にレクソルクリーナーで洗う。

ブーツを良く濯ぎ泡を落とし、しっかりとタオルドライ。

 

陰干しでの乾燥

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お古のバスタオルは丸洗い用として活用。

タオルドライをした物をそのまま詰めて陰干し。

 

半渇き時のオイルアップ

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3日目、陰干し丸一日経過、中に詰める物を新聞紙に交換。

色移りが気になる場合は新しいタオルが良い。

半渇きの状態でレクソルコンディショナーを塗布。

乾燥時の放置は革の劣化が一気に進む為

このタイミングでのオイルアップが推奨とのこと。

オイル塗布用のブラシを新調したが、ハンドルタイプは塗りやすくて良い。

 

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4日目、レクソルコンディショナー塗布後、陰干し継続。

ブーツ内に詰める物はこれぐらいで取り除く。

陰干し時はこの様に少し傾けておくと良い感じ。

 

追加のオイルアップ

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5日目、レッドウィング純正のコンディショナーを投入。

丸洗いで油分が少ないので、やや多めに塗った。

ウェルトやコバ、履き口などもしっかり塗っておく。

 

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6日目、レッドウィング純正コンディショナーを塗布し丸一日経過。

オイルはほぼ浸透した様子、ブラッシングで隅々まで馴染ませる。

インソールにモゥブレイのデリケートクリームを塗り、陰干し継続。

こちらも完全に乾く前に投入が良いとのこと。

 

仕上げ

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11日目、陰干し10日経過し、ブーツ内も乾いた様子。

これで終了でも良いが、ブーツクリームで仕上げることにした。

 

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㊧クリームを塗った直後 ㊨仕上げのブラッシング。

豚毛ブラシ→馬毛ブラシの順番で仕上げてピッカピカになった。

 

まとめ

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ひもを通して完成。

ブラッククロームはオイル入れ自体が汚れ落としを兼ねるので

丸洗い後の変化があまりなく、達成感は薄いかもしれない。

長期放置のカビやその臭いを取りたいなら丸洗いがおススメ。

※実践する場合は良く調べた上で行って下さい。

 

他の素材とまとめた丸洗い総合版は↓