リーバイス507XXレプリカ 1955年モデル 米国バレンシア工場製。
1952年~62年頃までリリースされたGジャン、通称「セカンド」モデル。
コーンミルズ社製の生地を使い、1950年代の頃を再現した物で
米国内の工場閉鎖によって価値の見直されたバレンシア工場製。
こちらは一応507XXの1955年モデルとされているが
革パッチから紙パッチに変更されたのは1957年頃とも言われていて
厳密には1950年代後半からのモデルと言えるかもしれない。
いつだったか覚えていないが、プレミアが付く前にデッドストックを購入し
ほとんど着用していなかったけど、昨年から本格的に着用開始。
レトロなセカンドのモデルならではのフロントのプリーツは
やはりツラが良く、この仕様はセカンドで終了となり後継モデルでは見られなくなる。
当時はプリーテッドブラウスとも呼ばれていたそうだ。
セカンドはアームホールが小さく腕周りが細い作りが特徴でもあるが
アームのタイトさと背中のゆったり具合が、個人的にどうもしっくり来ないので
背中の立体的なプリーツをミシンで縫ってタイトにカスタム。
邪道かもしれないけど、レプリカと言うことで大胆にやってみた結果
近年のすっきりしたシルエットの様な、全く別物に生まれ変わった感じ。
前身のモデルはポケットは片方で、両胸に付くのはセカンドからになる。
同じくセカンドから、ポケットの補強がリベットからカンヌキに変更。
ポケットのフラップ裏はライトオンスの生地が使われているが
これは後継モデルのサードタイプ初期の62年頃までの仕様とのこと。
通称「ギャラ入り」紙パッチは1957年頃から62年まで使用された物の復刻で
赤タブはBIG''E''、両面入りのタイプの同じく復刻仕様。
前立て裏の生地は耳使い、赤の部分は上から縫われている。
耳に付けられた品質表示のラベルは邪魔なので処分済で
製造年月の確認は出来ないが、確か1999年製だったと思う。
ボタン裏の「555」はバレンシア工場製のしるし。
裾に付けられたサイドのアジャスターはセカンドから始まった仕様。
袖にリベットが付くのはセカンドまででサードからはカンヌキに変更。
生地はまだ毛羽立ちのある新しめの状態。
縦落ちの目立つ生地ではないので、縦の筋は僅かに見える程度。
アタリの出やすい袖周りは色落ちが進んでいる。
サイズはかなりタイトなので腕のハチの巣が良い感じに出来ているが
洗うとハチの巣がずれるので、なるべく洗わずに着込む予定。
㊨501XXレプリカ 両方とも同じデニムを使用。
再現している年代も50年代後半なのでセットアップと言えるが
目標は色合いを同じぐらいにしたいのだが、着用度合いが違うので差はかなりある。
これからじっくりと良い感じに育てて、いずれ色落ちの経過報告もする予定。