リーバイス ショートホーン復刻 米国サンフランシスコのバレンシア工場製。
品番は7205で1950年代のデニムウエスタンシャツを再現したモデル。
タグにはバッファローの長い角(ロングホーン)が短く変更になった頃の
通称「ショートホーン」と呼ばれる1950年代のデザインを採用している。
販売は1997年頃から数年程度で、この時期のリーバイスUSA企画は
あまり評判が良くなかったが、バレンシア工場の閉鎖に伴い価値が見直された物。
現在のウエスタンシャツで見かける様なスタンダードな型は
この時代で既に確立されていたのが分かる。
襟の先端に芯が入らない作りや、トップボタンまでスナップボタンを使うなど
古い年代のディテールをしっかりと再現されている。
ショートホーンタグは50年代に入りⓇマークが入る。
赤タブはBIG''E''でこの時期は両面に文字入りのタイプの復刻版。
凹側は丸いパールスナップボタンで、社名の刻印入りの凸側。
ウエスタンシャツに見られる特徴的なノコギリ型のフラップ。
ポケットはタバコを入れるのにちょうど良い大きさだが
ちなみにタバコはもう吸っていません。
インパクトのあるカフスの三連スナップボタン。
袖回りは良く擦れる部分なのでアタリが特に出やすい箇所。
剣ボロにボタンがあると嬉しかったが、古い型なので仕方ないところ。
このモデルはシャツインが前提の作りで、前身頃がとても長く玄人向け。
古き良きスタイルではあるけど、やはり実用向けではないので
新品の未洗いの状態から前を10㎝程短くカットし、Rを付けて縫い直し
後ろとバランスを取る様に修正してみた。
購入した20年程前に自分でやってみたのだが、バックはいじらずに
フロントからサイドで帳尻を合わせようとしたので
生地のシワの逃がし方が上手く行かなくて変な捻じれも出ている。
今見れば折り幅も雑で糸の調子も良くないが、あまり気にならない。
ラベルは邪魔だったので、サイズのタグだけは一応残して処分済み。
生地がライトオンスなので色が薄く見えるが、これでもまだまだ濃い方。
若干の縦落ちと、前立てのゴツゴツしたアタリが出ているが
部屋着にしてた時期もあったので洗濯は割としていた気がする。
もう少し着込めば更に雰囲気が良くなりそうな感じだけど
色残り70%ぐらいのこれぐらいが好きだったりする。
デニムオンデニムにレッドウィングが当時の自分の定番スタイルで
アップ済の501XX復刻とレッドウィング8160や8176に良く合わせていた。
ここ何年かはまたこのコテコテなアメカジスタイルがたまらない。
デニムシャツは何枚か集めたが、今でもこれが一番のお気に入りかもしれない。