REDWING COLLECTION NO.19
RW-8168 刺繍羽タグ P1第1工場 97年10月製
レッドウィングペコスブーツ8168はオロラセットレザーの866をベースに
アッパーのレザーをラフアウト、もしくはスエードに変更したモデルで
ブラッククロームの8169と同時に1996年にリリースされた。
当時のレッドウィング代理店的には866の別レザーバージョンと言う位置付けだが
1188というコルクソールのペコスをトラクショントレッドソールに
張り替えた物と言った方が早いかもしれない。
ペコスのトゥはレッドウィングの他のモデルよりも
ややシュッとした感じだがクセの少ない細さ。
8168の刺繍羽タグは96年途中から~2002年頃まで。
97年途中から99年いっぱいは四角犬タグに変更になるモデルが多いが
8168は通して羽タグを採用し、8169も同様の仕様になっている。
ちなみに生産初期の96年途中まではプリントされたタグが付く。
羽タグについてはこちら↓
ラフアウトの毛足の長さはパーツごとに異なった表情の物が見られ
古い年代は特に個体差による違いがとても大きい。
この8168は右足の後、左足前がやや長めなのが分かる。
旧年代のラフアウトについてはこちら↓
この記事を書く前にレクソルクリーナーで丸洗いを済ませ
レザーの栄養補給にレクソルコンディショナー塗布済み。
普段のメンテはナイロンブラシや真鍮ブラシなどの硬めのブラシでブラッシング。
㊧8168の97年製、㊨1188の93年製で似たモデルの比較。
ラフアウトレザーの色味はトラクショントレッドソールの8168の方が色が濃く
1188はウェルトの色合いとアウトソールのスマート感が引き締まった印象がある。
日本ではウエスタンブーツ的な仕様の1168はややクセがあるのも否めず
やはり8168のようにウェッジソールの方が色々なファッションに合わせやすい。
※現在8168は追加生産されず廃番モデルとなっている。